“週8バスケ生活”麒麟・田村裕のバスケ人生とBリーグの推しメンとは? スタジオ&収録後に熱血トーク展開
お笑いコンビ・麒麟の田村裕が『好プレー珍プレーニュース すぽると!on TVer』にゲスト出演した 【写真:三和直樹】
1月20日の配信には、お笑いコンビ・麒麟の田村裕がゲストで出演。今や週8でバスケをしていると言われるバスケ大好き芸人が、Bリーグ特集となった今週の番組内、さらには収録後にも熱血トークを展開した。
※リンク先は外部サイトの場合があります
バスケを愛しすぎている男
吉本のNSCで同期だった川島明と1999年にお笑いコンビ・麒麟を結成し、2001年の第1回M-1グランプリでの決勝進出をキッカケに売れっ子の道へ。そして2007年に出版した自伝書『ホームレス中学生』で一世を風靡した。
その後、相方の川島のピンでの仕事が増える中、自身は「バスケが好きすぎて」YouTubeチャンネル『麒麟田村のバスケでババババーン!』を開設しながらバスケ関連の仕事を増やし、現在は大阪と東京でバスケスクールを10校以上も運営するようになっている。その中で自らも日々、コート内でボールを触って汗を流し、週末はもっぱらBリーグ観戦。「いや、お笑いも頑張ってますから」と言うが、“お笑い<バスケ”と言っていい生活を続けている。
この日の収録では、最初にプロ野球の最新ニュースを伝えた後、ゲストが“バスケ芸人”田村ということで、早々とバスケットボールの話題へ。1月18、19日に千葉県船橋市のLaLa arena TOKYO-BAYで行われたBリーグのオールスター戦の様子をたっぷりの映像とともに振り返り、渡邊雄太(千葉ジェッツ)vs.比江島慎(宇都宮ブレックス)のパフォーマンス合戦や富樫勇樹(千葉ジェッツ)のスーパープレーなどを余すことなく紹介した。
田村は、そのオールスター戦の2日目を現地で生観戦したとのことで、「現地の盛り上がりがすごかった。何よりもララアリーナに約1万人の観客が集まって、しかもすべてのイベントが終わるまでほとんど誰も帰る人がいなかった。バスケ愛の詰まった会場でしたね」と興奮気味に振り返った。
友人家族と恩師のおかげでバスケ継続も…
「最初、小学4年のときはサッカー部に入ったんですよ。兄がサッカーをしていたんで、何となく。そしたら6年生から『お前、FWやってみろや!』っていきなり試合に出されて…。なんかもう、そういう“体育会系のノリ”っていうのが初めてで、なんか恐ろしくて…(苦笑)。それでも1年間はやったんですけど、5年生になってクラブ活動を選び直せるってときに『よく考えたらバスケ部にいっぱい友達おるやん』ってことでバスケ部に入ったんです。6年生の頃から『スラムダンク』が流行り出したので、そのよりも前に始めてたんですよ」
中学に入ると空前の“スラダンブーム”が到来し、部員は「100人超えていた」とのこと。その中で自身は、中学2年時に父の「解散!」のひと声から一時的に公園でのホームレス生活を強いられたことは自著にも記しているが、友人家族の助けもあって何とか学校生活を続け、バスケも継続することができた。
「でも、高校になると活動範囲が広がって、遠征の際の交通費とかいろいろ必要になっても持ってなくて、もちろんユニフォーム代とかも払えなくて…。そのとき、部活の先生が『田村は出世払いでええよ!』って出してくれたんです。ほんまにありがたかったです」
だが、育ち盛りの田村は、常に空腹。「飯が食えなかったんで、ガリガリやったんです」と振り返り、自身のプレースタイルを苦笑いしながら懐古する。
「ぜんぜん筋肉が付かなくて、骨が浮き出るくらいガリガリで、とにかく当たりに弱かったですね。身長180センチで、チーム内の学年の中では一番高かったんですけど、試合でマッチアップする相手はもっと身長が高い。だからすぐに吹っ飛ばされて『あそこ穴やぞ!』って言われる試合もありましたね」