“週8バスケ生活”麒麟・田村裕のバスケ人生とBリーグの推しメンとは? スタジオ&収録後に熱血トーク展開
富樫勇樹との共通点とBリーグで“推しメン”は?
“バスケ芸人”の田村の「バスケ愛」にご意見番の石井さんも感化された!? 【(c) フジテレビ】
さらに番組恒例の宮本アナウンサーの「ま〜やMEMO」で、富樫について「学生時代はかなりの偏食家で学生時代は肉とイモだけの食生活だった」と紹介した上で、「富樫選手が初めて野菜を口にしたのは何歳のときだったでしょうか?」のクイズが出題されると、田村は「偏食家っていうのは有名ですけど…」と悩んだ後に「でも普通に考えて…そうや!小学校の給食や!7歳!」と確信を持って回答。しかし、正解は「16歳」で、田村は「え?おっそ!」と絶句。「あり得る?そんなの!」と驚きの声を上げていた。
それでも「僕も同じ偏食化ですから」と富樫との共通点を挙げ、「でも、偏食というか、変食。ダンボールとか、食用じゃない草とか食うてましたから」と“自虐ネタ”で気持ちを立て直した(?)田村は、Bリーグから各項目の“推しメン”を選出し、プレー映像とともに紹介した。
シュート編では、大浦颯太(三遠ネオフェニックス)を「元々、素晴らしい選手ですけど、今は得点能力に関しての伸び方がハンパじゃない。シュートレンジがめっちゃ広いんです」と激推し。続くドリブル編では、岡田侑大(京都ハンナリーズ)を挙げて「ゆくゆくは日本代表でもエース候補になれる。ドリブルのかけ引くがめっちゃ巧い。すごいスキルを持っています」と称賛した。
そしてブロック編では、ジェハイヴ・フロイド(茨城ロボッツ)を選び、「パワーがあって頼もしい選手。ブロックで守りまくり。1ゲームで2、3ブロックしたら優秀なところを1試合10ブロック以上のBリーグ新記録も作った」と紹介。最後に3ポイント編では、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)を選出。「元日本代表で、“日本一丸”のスローガンを記した男」と紹介し、番組で流された今季の仙台89ERS戦でのシュートシーンに改めて脱帽していた。
「とにかく試合を観に行ってもらいたい」
収録後、「いろいろ伝えようとすると早口になる悪い癖が出てもうた」と反省を口にした田村だったが、それ以上に「あっという間でした。楽しすぎました」と笑み。そして、その興奮状態のまま、日本バスケ界、Bリーグのさらなる発展に対する熱い思いも語った。
「日本代表のレベルは間違いなく世界に通用しますし、これからさらにレベルが上がっていくはずです。それにBリーグも、本当に面白い。それを多くの人に知ってもらいたい。“NBAの方が面白い”って言う人も多いんですけど、試合一つ一つを見ると、Bリーグにもいろんなドラマがあるし、試合内容的にものすごく熱い展開がいっぱいある。何より今、日本のほぼすべての都道府県にチームがあって、すぐに試合を生で観に行くことができますし、観に行けば絶対に面白いと思ってくれるはずです。あれだけ選手を間近で見れるスポーツはないですし、コートサイドの席とかなんか選手の汗が飛んでくるレベルですから」
今月18日には、BリーグとNBAの協定締結が発表され、今後はビジネス面に加えて選手の交流も盛んになることが予想される。
「NBAが他国のリーグと提携を結んだのはBリーグが初めてですし、すごい楽しみです。これからさらに盛り上がって行くことは間違いないですし、だからこそ、日本のみなさんにはとにかく試合を観に行ってもらいたい」
Bリーグがさらに盛り上がり、人気が高まれば当然、田村の“バスケ芸人”としての仕事も増えるはずだ。だが、そんなことよりも「とにかくバスケが好きなんです」と田村は言う。「だから、もっとたくさんの人に観てもらいたい。観てもらえれば分かってもらえる!」。真っ直ぐで、熱い、心の底からの“願い”のようだ。
(取材・文:三和直樹)