ウェッジ界の王者から10代目が登場!タイトリスト「ボーケイ SM10 ウェッジ」

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、タイトリストのボーケイSMシリーズ最新「SM10ウェッジ」を試打していただき、その特徴を語っていただきました。

ボーケイ SM10 ウェッジについて

ウェッジブランドの“王者”と言っていい、タイトリスト「ボーケイ SM(スピンミルド)シリーズ」がモデルチェンジしました。極端な言い方をすると、常にウェッジ業界の先頭を走っているようなブランドだと思います。SM10 ウェッジが解禁になって、2024年PGAツアーの初戦でモデル別で使用率No.1となったそうです。最大のスピン量を安定してかけるのがコンセプトとなっていて、そのポイントをツアープロの厳しい世界でも実現しているウェッジだと思います。

SM10 ウェッジの進化点

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スピン性能を最大化するためにロフトごとに溝を個別に設計し、さらに打球エリアに特殊な熱処理を施すことで耐久性を2倍に向上した「TX9グルーブ」という溝が特徴。安定したスピンをかける設計になっています。

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ロフトの立っている番手のPW・GW(46°〜52°)まではヘッドサイズをややコンパクトにし、短いホーゼルにすることで重心をフェースセンター付近に設定し、安定した飛距離とスピン量を実現しています。

ロフトの寝ているSW・LW(54°〜62°)はフォワードCGデザインになっていて、長めのホーゼルで重心を高く前に設定し、弾道の安定性を高めています。

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今回は形状も変えてきました。長めのPW・GW(46°〜52°)はコンパクトなヘッドで、リーディングエッジをストレートにデザインして、アイアンとのつながりを重視したデザインになっています。そういう見え方細かい部分まで作り込まれています。

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SW・LW(54°〜62°)は丸みを持たせたリーディングエッジで、フェースを大きく開いて構えても違和感のないプロファイルが特徴です。

ここまで細かく作り込んでるウェッジはなかなか無いと思います。各ロフトや番手それぞれの役割を明確化し、クラブのMAXの性能が出せるように細かく設計しているのがボーケイが『王者』たるゆえんだと思います。

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さらにバリエーションは6個あります。膨大な数のロフトとバウンスの組み合わせはユーザーからすると迷うくらいの数が用意されています。でもそれくらい用意しないと、その人にとってベストなものは出てこないという結果なのだと思います。バリエーションをしっかり揃えて適正なものを使って欲しいという、メーカーの思いが現れています。

SM10 ウェッジを試打した印象

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実際打ってみると、非常によくできている印象を受けました。バウンスによっての効果の違いや、グラインドによっての地面に当たったときの反応が違います。

SM10 ウェッジのおすすめユーザー

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ボーケイSMシリーズは最新が最良と言っていいでしょう。SMシリーズの7・8・9を使っている人もいると思いますが、溝が減ってくるとスピン量が下がってくることもあります。最新の性能にこだわる人は、早々に変えた方がいいと思います。

今までタイトリストのSMシリーズを使ったことがないなら、ぜひSM10ウェッジに触っていただきたいです。できればフィッティングも受けて自分にベストなグラインド、スペックを選んでいただけたらと思います。

タイトリストのウェッジをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。

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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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