【最新】はじめてタイトリストを手に取るゴルファーにも◎ 大きく進化した「GTシリーズ」を解説

スポナビGolf

【スポナビGolf】

2024年8月、タイトリストから「GTシリーズ」が登場しました。クラブフィッターの小倉勇人さんにその特徴や印象についてまとめて解説していただきました。

タイトリストGT シリーズ

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

タイトリストのウッド類のシリーズがモデルチェンジしました。前作まではTS(=タイトリストスピード)の頭文字を取ったシリーズが3代続きました。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

今作はGTシリーズとして名前もモデルチェンジして、装いもさらに新しいかたちでモデルチェンジしています。

新しい名前の『GT』というのは、Generational Technology(ジェネレーショナル・テクノロジー、次世代の技術)という意味から取られたネーミングになっています。

【スポナビGolf】

ラインナップはドライバーはGT2・GT3・GT4。今まではTSR2・TSR3・TSR4と軽量のTSR1もありましたが、今回は2・3・4と3タイプがラインナップされています。

GT シリーズ ドライバー3本の特徴

【スポナビGolf】

GTシリーズのドライバー3本は、基本的には前作TSRシリーズと考え方は変わってないと思います。

GT2ドライバー:やさしく安定した性能のクラブ
GT3ドライバー:しっかり叩いていける操作性の高いモデル
GT4ドライバー:低スピンで強弾道モデル

【スポナビGolf】

私が持っているのはGT2 ドライバーです。前作のTSR2 ドライバーと比較すると、よりミスに強く、強い球が打てるようになった印象です。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

具体的なテクノロジーはGT2・GT3・GT4共通にシームレスサーモフォームクラウンという、クラブヘッドにこれまで使用されたことのない新素材ポリマーで作られた超軽量クラウンを採用しています。

非常に軽量で強度があります。今回タイトリストはポリマーをクラウンに採用しています。これにより多くの余剰重量を生むことができ、理想を追求した重心ができるようになっています。

【スポナビGolf】

ヘッド内部の設計ではスプリット マス コンストラクションというテクノロジーを搭載。軽量化によりモデル別にクラウンヘッド内の最適な位置に重量配分が可能となっており、GT2・GT3・GT4でそれぞれ味付けの違う重心位置を組み込んでいます。

【スポナビGolf】

GT2に関しては重心を前作と比べて少し前にはしていますが、後にもちゃんと重さを作って慣性モーメントを高めてミスに強い部分を追求しながら、前作のTSR2に比べてミスやスピン量を減らし強い球が打てるようになっています。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

GT3 ドライバーは前作のTSR3 ドライバーの後継モデルになります。

【スポナビGolf】

前作にも搭載されていた可変ウェイトです。前作は可変ウェイトは後ろに付いてましたが、今作は前側に移動しました。

【スポナビGolf】

凝っている部分は可変ウェイトがレールではなく完全にふたになっている点です。空気抵抗なども考えてツルンとした設計になっています。ネジを緩めて開けてウェイトを動かしてふたをしてネジを締める、という方法で可変できるようになっています。

TSR3はツアープロがしっかり打っても左に飛び過ぎないので本当にしっかり叩いていける人向けの味付けでしたが、GT3も同様に叩いていけるポジションのモデルです。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

GT4ドライバーは私が大好きな小ぶり仕様です。前作のTSR4も小ぶり仕様で、非常に低スピンでヘッドの操作性がいいモデルでした。

【スポナビGolf】

GT4はさらに低スピン能力を磨いて、非常に強弾道のクラブに仕上がっています。正直「もう俺打てないかも?」と感じるほどの低スピンです。GT4は強い球が出て、スピン量が多くて飛距離をロスしている人におすすめのモデルだと思います。

【スポナビGolf】

GT シリーズ ドライバー3本を試打した印象

【スポナビGolf】

それぞれクラブが持っている特性や味付けは変わってないですけど、個人的には振り心地が良くなったなと思いました。

やはり重心が前作より前方に動いた印象で振り心地的なものが少し向上して、さらに個々が持つ性能が上がっている印象があります。

GT シリーズ フェアウェイメタル2本の特徴

【スポナビGolf】

GTシリーズのフェアウェイメタルのラインナップも、前作のTSRシリーズと同様GT2・GT3の2モデルが用意されています。

【スポナビGolf】

GT2フェアウェイメタルはGT2ドライバーの流れをくんだ設計になっています。

【スポナビGolf】

ロフトのラインナップは13.5°・15°・16.5°・18°・21.0°です。より低スピンを実現するために非常に重心が低くなっています。

【スポナビGolf】

【スポナビGolf】

GT3 フェアウェイメタルはGT3 ドライバーと同じく可変ウェイトが付いています。

【スポナビGolf】

ロフトのラインナップは15°・16.5°・18°の3モデルです。

【スポナビGolf】

GT シリーズ フェアウェイメタル2本を試打した印象

【スポナビGolf】

試打した印象としては、やはりタイトリストのフェアウェイウッドらしく、コントロール性能が良くて予想外のミスが出にくい印象です。

非常に扱いやすいけど、設計がニュートラルなのでそれぞれのスイングで素直な球が出るようになっています。その辺をミスに感じないというか、球が集められる設計になっているので、そういうところをやさしいと感じられるゴルファーには扱いやすいフェアウェイウッドに仕上がっている印象です。

GT シリーズのおすすめユーザー

【スポナビGolf】

前々作のTSiからTSRに進化したときよりも、GTシリーズは大きく進化している印象を受けました。基本的にはTSRやTSiシリーズを使っている人は、同じ数字のモデルを使うとより進化が感じられると思います。

タイトリストを使うのが初めてでGTシリーズを使ってみたいと思う人は、GT2モデルがおすすめです。GT2モデルは最も扱いやすさを感じますし、投影面積の大きさなど見た目的にもやさしさを感じることができます。

予想外のミスが出ないというのがタイトリストの一番いいところだと思います。だんだん技術を磨いて自分でうまくなっていきたいと考える人はぜひGTシリーズを触っていただきたいです。

【スポナビGolf】

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント