車いすバスケ女子・北田千尋がキャプテンとして迎える2度目のパラ 初戦から“世界一”との対戦も「楽しみ」

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車いすバスケの未来のために

ドリブルで攻め込む北田(左) 【写真は共同】

――パリオリンピックを見て刺激を受けた競技はありますか?

 初老ジャパン(総合馬術団体・日本代表の愛称)は最高やなと思いました(笑)。アカツキジャパンも見ていましたが、世界で1勝するのはすごく難しいんだなと。次は自分たちがその舞台に立つので、1勝して日本のバスケを見せつけたいなという気持ちになりました。

――パリパラリンピックの車いすバスケ競技への出場は女子チームだけ、そこへの意識はありますか?

 男子チームが出場できないので、女子チームが頑張ることで、車いすバスケのファンの人をつなぎ止めたい。未来を作る、未来を明るいものにするチャンスは今回、女子チームしか持ってないんだという意識はあるので、自分たちがしっかり頑張って、いい結果を残して、車いすバスケを認知してもらう。東京パラリンピックから続く車いすバスケのブームを終わらせない、この先も続けていきたいなと思います。

――競技を見る時に注目して欲しいポイントはありますか?

 点を取る選手が注目されがちですが、その過程には、ほかの選手がすごい仕事をしてくれて、1本のシュートが生まれている。点を取る選手だけにフォーカスせず、チーム全体で点を取っている。スコアが付くのはシュートを決めた選手だけど、その過程にはすごい努力があって、それぞれの仕事をした上で1本があったというところを見てほしいなと思います。

――車いすバスケを見た人に感じて欲しいところはありますか?

 見た人がどう思うのかは、こちらでコントロールできることではないですが、『車いすバスケおもろいな』『女子頑張ってるやん』と思ってもらえたら。そういった1つ1つの気持ちが『女子の試合、国内でやる試合を見に行ってみようかな』とか、近所に障がいを持ってる子がいたら、『車いすバスケ面白かったよ』と言ってみようかなとか、少しずつ行動につながっていけば、車いすバスケの未来はすごくいいものになっていくんじゃないかなと思っています。

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