ファーム新球団「オイシックス」「くふうハヤテ」の現在地は? 注目の参入初年度の前半戦の戦いぶりをデータで検証
アピールを続ける元NPB組
【データ提供:データスタジアム】
吉田は被打率.171を誇るフォークと与四球率1.65と優れた制球力を武器に、ここまで32試合に登板して防御率2.48をマーク。三上は持ち味であるバットの芯を外す投球術を駆使し、31試合の救援登板で防御率3.60を記録している。また、中日とDeNAに所属して、今季からは台湾リーグでプレーしていた新潟県出身の笠原祥太郎が6月に加入。7月18日の広島戦では7回1失点で移籍後初勝利を挙げるなど、NPB復帰へアピールを続けている。
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地元・静岡出身の池谷蒼大は昨年12月に受けた左肘手術の影響で出遅れたものの、ここまで救援を中心に15試合に登板。制球面に不安を残しながらも、防御率3点台を残している。DeNAで通算274試合に登板した実績のある田中健二朗は、ここまで16回1/3を投げて失点ゼロを記録。緩急を駆使した投球で、被打率.185と相手を寄せ付けないピッチングを続けている。今年で39歳を迎えた藤岡好明も、13登板で失点した試合はわずか1と、抜群の安定感でブルペン陣を支える一人だ。
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2016年に阪神で新人王に輝いた実績を誇る髙山俊は、ここまで60試合の出場で打率.268を記録。目立った数字こそ残せていないが、4月29日の試合では逆転サヨナラ2ランを放つなど、ここ一番での勝負強さは健在だ。3年ぶりに日本球界復帰となった陽岱鋼は出塁率.370をマークするも、コンタクト率が二軍平均を下回る71.7 %と空振りが目立っており、三振割合が高くなっている。
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若手では、長距離砲候補として期待の2選手に注目。22歳の西川僚祐は粗削りな一面こそ見られるものの、ここまでウエスタン2位となる15本の二塁打をマーク。24歳の折下光輝は6月12日に古巣・巨人から一発を放つなど、チームトップの3本塁打と存在感を示している。