「剣道八段」の校長が創った慶應高と野球部の分岐点 “教え子”たちが結実させた上田前監督のエンジョイベースボール
【写真は共同】
歓喜に湧いた全国制覇から1年、慶應高の歴史に迫った書籍『慶應高校野球部:「まかせる力」が人を育てる』(加藤弘士著)から一部を抜粋して掲載します。
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上田前監督の野球部改革
その先駆けが上田である。米国から帰ると、慶應高校野球部の公式ホームページを開設した。「部訓」にこう綴った。
「日本一になろう。日本一になりたいと思わないものはなれない」
「Enjoy Baseball(スポーツは明るいもの、楽しいもの)」
「凡人は習慣で1日を送る。天才はその日1日が生涯である。毎日が本番。大会前だけ盛り上がって全国制覇ができるか。泥棒に練習試合はない」
「雨と風と延長とナイトゲーム、そして決勝戦には勝つ」
「エンドレス(いつまででもやってやろうじゃないか)」
強い言葉に多くの中学生が胸を熱くして、慶應高校野球部を志した。
現在のSNSでは必須の「スルースキル」という言葉がなかった時代だ。掲示板に否定的な書き込みがあると、上田は反論を書いた。
「よく袋だたきにあいました。でも、あのやりとりが大好きでしたね」
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