YouTubeで深めたファンとの絆 大声援を全米OP制覇に繋げたブライソン・デシャンボー
YouTubeで自分がどんな人間かを知ってもらえるようになった
優勝会見で記者からの質問に答えるデシャンボー 【Photo by Andrew Redington/Getty Images】
YouTubeなどでつながったファンが、全米オープンでの勝利に欠かせなかった。「ファンの人たちが、今日の私を後押ししてくれた。今回も(18番ホールで)バンカーに入れたにもかかわらず、ファンが僕の名前を呼んでくれた。だから、あの1打が生まれたんだ」と話し、ファンの大声援が全米オープンでの勝利に大きく寄与したことを強調した。
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PGAツアーとLIVゴルフの問題については「早く解決したい」
最終日、18番ホールのバンカーショット。ファンの声援がスーパーショットを生んだ 【Photo by David Cannon/Getty Images】
全米OP優勝後、暗くなるまで続いたメディア対応
すでに暗くなっていた18番ホールのバンカーでは、ゴルフチャンネルの番組内のレポートでPGAツアー3勝のジョンソン・ワグナーがデシャンボーのショットを再現。撮影用に照明で明るくしている中で、ボールはグリーンを大きくオーバーした。そこに突然、トロフィーを抱えたデシャンボーが登場。二人は最終ホールでのプレーについて少し話をした後、ワグナーはデシャンボーからアドバイスを受け2度目の挑戦。そのショットは60センチについた。このスーパーショットにはデシャンボーも大喜びし、トロフィーをワグナーに手渡すパフォーマンスも! 試合中も試合後も、ギャラリーとメディアへの対応をしっかりと行い続けた。
他のどの選手よりもファンやメディアとの関係を重視し、ゴルフというスポーツの素晴らしさを広めるために努力を惜しまないデシャンボー。彼のその姿勢は、今後のさらなる勝利だけでなく、PGAツアーとLIVゴルフの問題解決、そしてゴルフ界全体の発展にも大きな影響を与えることになるかもしれない。デシャンボーの卓越したプレーとパフォーマンスは、ゴルフ界の未来を切り開く期待を担っている。