【BOATRACE】静岡師弟コンビ絶好枠 河合佑樹がSG初VとGP初出場へ 下関チャレンジカップ
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23日に行われた準優勝戦9~11Rはいずれも1号艇の寺田祥、坪井康晴、河合佑樹が圧倒的な人気に応えて1コースからの逃げで快勝。2着争いも比較的すんなり決着し、9Rは2コースから握って白井英治を振り切った土屋智則、10Rは3コースから握ってまくり差した佐藤翼、11Rも3コースから握った池田浩二が2着。3連単の配当はいずれも本命決着だった。
ベスト6に勝ち上がったのは次のとおり。メンバー表の賞金順位は最新のもの。その横はグランプリ出場への目安。
<下関 最終日 12R 優勝戦>
1枠 河合 佑樹(静岡・静岡)賞金46位 V条件
2枠 坪井 康晴(静岡・静岡)賞金45位 V条件
3枠 寺田 祥(山口・山口)賞金34位 V条件
4枠 土屋 智則(群馬・群馬)賞金12位 GP当確
5枠 池田 浩二(愛知・愛知)賞金10位 GP当確
6枠 佐藤 翼(埼玉・埼玉)賞金19位 完走条件
※()内は出身・支部の順
内枠にグランプリ(GP)出場へ優勝が絶対条件の3人、そして外枠には無事故完走ならGP出場当確の3人というメンバー構成。白井英治の脱落は残念だったが、地元からは寺田祥が勝ち残り、1、2号艇は静岡の師弟コンビが独占。SG優勝戦で師弟が好枠を占めたケースはいまだかつてあっただろうか…。
河合佑樹(静岡出身・静岡支部37歳)【冒頭の写真】はSG戦初優出で初優勝の大チャンスを迎えた。序盤から評判だった伸びに加えて出足系も強化させ「ほぼ完調と思う。今までSG戦に出場した中でも総合的にはトップ」と自信の仕上がり。準優勝戦はほどよい緊張感で挑めたそうだが、優勝戦はすぐ隣に師匠がいるのが心強い。SG戦初優勝とともにグランプリ初出場の切符をつかむ可能性は高そうだ。
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土屋智則は「出足には自信がある」ときっぱり言い切る。6月の尼崎グランドチャンピオンでSG戦2冠目を手にしたばかりだが、今年はSG戦4回の出場でこれが3回目の優出と、とにかくSG戦の大舞台に強い。勝てばグランプリは2ndステージからの出場になるので「優勝を狙っていきます」とテンションも高い。
注目モーターを手にしながら、なかなか景気のいいコメントが聞こえてこなかった池田浩二は「気温が下がってプロペラが合ったのか、ターン回りは自分の理想の感じになった。準優が一番良くて、これなら納得」と、ようやくモーター本来のパワーを引き出してきた。優勝すればもちろん、2、3着でもグランプリは2ndステージから出場の可能性を残すので、5号艇でも絶対に軽視はできない存在になる。
地元戸田でのボートレースダービーに続いてSG戦連続優出の佐藤翼は「最大の目標(優出)を達成できてホッとしている」と初のグランプリ出場が濃厚になったことを素直に喜んだ。池田浩二と同じく当地の看板モーターが「やっと100点に近づいた」と仕上がりは準優勝戦が一番。「舟券に絡める走りをしたい」と最後も無欲で挑むが、もし優勝すればグランプリ初出場どころか、2ndステージから出場の可能性がある。
なお、グランプリ出場メンバー18人は賞金ランク16位の上條暢嵩までが当確。残る2つの出場枠を佐藤翼(19位)、山口剛(17位)、丸野一樹(18位)と河合佑樹(46位)、坪井康晴(45位)、寺田祥(34位)の6人で争うことになる。無事故であれば佐藤翼は当確。河合、坪井、寺田の3人の中で優勝した1人も当確。この3人以外が優勝した時は山口が当確で、その時は18位の丸野と19位の佐藤だけが入れ替わるということになる。
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