打率.500、2本塁打、OPS1.486と絶好調の大谷に、最終戦で不安が残った山本 ドジャースキャンプいよいよ打ち上げ
大谷の通訳に魅了された「Team Ippei」
大谷の通訳を務める水原一平さん(写真左) 【写真は共同】
「大谷がマーク・カナの頭付近に投げたとき、カナが怒って、それにカート・スズキが言い返して、両軍の選手がグラウンドに出てきたことがあっただろ?」
確かにあった。大谷がエンゼルスに所属していた21年5月28日のことである。
その時、一塁側の最前列に座っていた彼らが一平さんに向かって、「後ろから、カナの背中をどついてこい!」と言うと、一平さんが、絶妙に切り替えしたと言う。
それをここで紹介することははばかられるが、以来、彼らは一平さんのファンになった。
「大谷にもサインを貰いたいけど、一平にこのTシャツを見てほしくて」
10日、一平さんと大谷が帰るとき、彼らは駐車場で2人の名前を連呼した。
なお、そんなシーンはキャンプ初日から見られ、常に入り待ち、出待ちのファンがいたが、それも13日で終わりを告げた。夕方、その場所にいくと、これまでの喧騒が嘘のようにひっそりとしていた。