【アジアカップ・ラウンド16時点優勝予想】日本1.5倍で高支持率をキープ 2番人気はイラン、韓国は下落傾向

スポーツナビ

1月28日から決勝トーナメントがスタート、優勝予想では引き続き日本が圧倒的な支持を集めている 【写真:ロイター/アフロ】

 サッカーのアジアカップ・カタール大会決勝トーナメントが1月28日からスタートする。予選リーグであるグループステージを勝ち抜いた16チームの顔ぶれ、試合内容、そして決勝トーナメントの組み合わせを見て、日ごろからサッカーを応援しているサポーター、スポーツファンはどのような感想を持ち、また勝ち上がりを予想しているだろうか。

 スポーツくじ『WINNER』では現在、「アジアカップ優勝予想(ベスト16)」を販売中。27日22時01分時点での人気、オッズ、また1月17日に締め切った「アジアカップ優勝予想(開幕期)」との比較などから投票傾向などを分析していきたい。

日本D組2位通過ながら信頼揺るがず

 ではさっそく、27日22時01分時点での上位人気とオッズを見てみよう。

日本(17位) 1.5倍
イラン(21位) 4.1倍
カタール(58位) 4.9倍
オーストラリア(25位) 5.2倍
イラク(63位) 5.3倍
サウジアラビア(56位) 6.4倍
韓国(23位) 6.6倍

※カッコ内はFIFAランク

 以上の7カ国が1ケタ台のオッズ=優勝候補と見られているようだ。その中でもダントツの支持を集めているのが1番人気である日本の1.5倍。日本はグループステージD組2節のイラク戦でまさかの敗戦を喫し、2勝1敗・勝ち点6での2位通過だった。この結果を受けて投票先がバラけるかと思いきや、日本代表への支持は依然として厚いまま。「優勝予想(開幕期)」の1.2倍と比べても倍率アップはほんのわずかにとどまっている。

 組み合わせ的には初戦で韓国と戦う可能性があったものの、最終的にグループFを首位通過して日本と対戦することになったのはFIFAランク86位のバーレーン。いきなりの日韓対決が実現しなかったのは残念だった一方、日本の優勝を考えると初戦が格下というのはプラス材料と言えるのかもしれない。

 しかしながらバーレーンは開催国カタールの隣国であり、ほぼ“ホーム”と言っていい地の利がある侮れない相手。また、各国がランク通り順当に勝ち上がれば準々決勝の相手は2番人気の支持を集めている強豪イランだ。今大会好調の中東国と連戦の可能性が高い組み合わせは、アウェーの日本にとって決して楽とは言えないだろう。

 それらプラス、マイナス材料を踏まえての日本のオッズ1.5倍は妥当と見るか、はたまた割に合わないと見るか。その判断は実際に投票するサポーター、ファンの判断にゆだねたい。

 ちなみにバーレーンのオッズは38.2倍。日本が圧倒的なV候補と見るのであればバーレーンの優勝は真っ先に消えることになるはずだが、それでもこれだけの支持を集めている点がなかなか興味深い。初戦で日本を倒せば優勝まで一気に駆け上がるポテンシャルがバーレーンにはある、と見ている人も多いということだろう。

イラン2番人気に上昇、石井監督率いるタイにも票集まる

 2番人気4.1倍のイランは、FIFAランクで日本の17位に次ぐ出場国2番目の21位。グループステージも3戦全勝の1位通過とさすがの実力を見せた。オッズの数字自体は「優勝予想(開幕期)」の4.2倍と比べてほぼ横ばいだが、3番人気から2番人気にアップと評価を高めている。その意味ではオッズ1、2番人気がぶつかる可能性がある準々決勝は今大会の大きな山場となりそうだ。

 3番人気は開催国カタールの4.9倍。「優勝予想(開幕期)」の5.4倍から支持がさらにアップしているのは、無失点の3戦3勝で勝ち上がったグループステージの内容、またベスト4まで優勝候補とぶつからない決勝トーナメントの組み合わせも追い風となっているのだろう。

 また、カタールと同じブロックにいるウズベキスタン(68位)が21.1倍と穴人気しているのも同様に組み合わせがプラスとなっているか。そして、そのウズベキスタンと初戦で対戦するタイ(113位)も40.9倍とそれなりの票を集めている。FIFAランクでは16チームの中で下から2番目ながらこの高い評価は1勝2分けと負けなしでグループステージを勝ち上がったこと、そして、かつて鹿島アントラーズをJリーグ年間優勝に導いた石井正忠監督の手腕が評価されてのものだろう。決勝トーナメント最大の台風の目となるか、大きな注目を集めているのはこのオッズから見て取れる。

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