【アジアカップ優勝予想オッズ】日本1.2倍で断然支持 韓国、イラン、オーストラリアなどが3~6倍台で続く

スポーツナビ

日本代表はアジアカップ初戦でベトナムを下し、白星スタートを切った 【写真:ロイター/アフロ】

 4年に1度行われるサッカーのアジア王者決定戦、アジアカップ・カタール大会が1月12日に開幕した。14日にグループリーグDで初戦を迎えた日本代表はベトナム代表に4-2で勝利。3大会ぶり5回目の優勝へ弾みをつける白星スタートを切った。

 スポーツくじ「WINNER」では、今大会の優勝国を予想する「アジアカップ 2023 優勝予想(開幕期)」くじを販売中。投票締め切りが目前に迫る中、サッカーをこよなく愛するサポーター、そしてスポーツファンは今回のアジアカップ優勝はどのチームだと予想し、それによってどのようなオッズ傾向を示しているのか。16日午前9時01分時点における数字の動きを分析していきたい。

優勝候補筆頭・日本、サポーターからの信頼も厚い

 まずは投票が多く集まっている人気上位のオッズを見ていこう。

日本 1.2倍
韓国 3.4倍
イラン 5.0倍
オーストラリア 5.9倍
カタール 6.3倍
サウジアラビア 6.4倍

 10倍を切る1ケタ台のオッズとなっているのは上記の6カ国。その中でも一目瞭然、断然の支持を集めているのが日本だ。スポーツナビが1月12日に配信した元日本代表MFの福西崇史氏によるアジアカップ展望では「歴代最強」「優勝候補の筆頭」という言葉も並んでいるが、今の日本代表に対するサポーターの信頼の厚さもこの数字からハッキリと見て取れる。
 14日のアジアカップ初戦でも、フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムを相手に一時リードされる展開にはなったものの、最後は地力の違いを見せての逆転勝利。3大会ぶりの王座奪還へ上々のスタートという結果となった。

 格下相手に番狂わせを許さず最後は2点差と突き放した日本代表の力を評価する声がある一方で、試合翌日には「苦戦」を報じるニュースが多かったのも事実。このベトナム戦の評価については各サポーターにお任せするとして、もし「苦戦」の報道が多少なりとも影響してオッズが少しでも上昇するのであれば、日本に投票している、もしくはこれから投票を予定しているサポーターにとってはむしろ美味しい流れになるのかもしれない。

韓国は3.4倍、1960年大会以来の優勝なるか

 日本に続く2番人気はやはり韓国。こちらも同国歴代最強との前評判が高く、これまで何度も死闘を繰り広げてきた“永遠のライバル”とのガチンコ勝負をアジアカップで見たいというサポーターも多いことだろう。日本がD組1位、韓国がE組1位で勝ち上がれば決勝戦でぶつかる可能性が出てくる。そんな黄金カードを期待する声の表れが3.4倍という支持につながったか。

 ただ、韓国はアジアカップでは2000年以降の6大会中4大会でベスト4以上というさすがの実力を見せているものの、第1回(1956年)、第2回(1960年)と連覇を達成して以来、優勝からは実に60年以上も遠ざかっているのが意外だ。

開催国カタール、優勝3度のサウジら中東勢にも支持

 16日午前9時01分時点では日本、韓国の東アジア2カ国が抜けた1、2番人気となっており、その後は5~6倍で4カ国が接戦模様となっている。3番人気のイランはFIFAランキング21位で、アジアカップ出場チームでは17位の日本に次いで2番目。攻撃陣には欧州リーグでも活躍するタレントが揃っており、スポーツナビが1月8日に配信したアジアカップ2023「出場国戦力ランキング」でも総合3位、攻撃力と選手層の部門では日本を上回る20点満点がついている。
 また、前大会の優勝国で今大会は開催国でもあるカタールが5番人気の6.3倍、日本に次ぐ3度の優勝を誇り準優勝も3度ある強豪サウジアラビアが6番人気の6.4倍。これらの国々はもともと実力あるチームであることに加え、中東開催という地の利を受けてさらなる強敵となって日本の前に立ちはだかる可能性は高い。

 一方、そんなホームの中東勢に割って入る支持を集めているのが、4番人気オーストラリアだ。ワールドカップ予選、あるいは本戦でも日本を苦しめた過去があり、“強いオーストラリア”というイメージを持っているサポーターも多いだろう。アジアカップには2007年大会から参加するようになって今回がまだ5回目だが、過去4回で優勝1回、準優勝1回という好成績をすでに収めている。

 日本も含めて1ケタ台のオッズをつけている6カ国は、本コラム掲載時点でまだ試合が行われていないサウジアラビアを除き、グループリーグ初戦を実力通りに勝利した。オッズの数字が示す通り、今回のアジアカップは日本、韓国、イラン、オーストラリア、カタール、サウジアラビアの優勝争いと見るのが妥当な線と言えるのだろう。

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