ラグビー日本代表、4年後のメンバーは? 2027年W杯の有力候補を紹介
FL(背番号6、7)
鋭く、強烈なタックルでスタジアムを沸かせる山本凱 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
リーチマイケル(35歳/BL東京)
ピーター・ラブスカフニ(34歳/S東京ベイ)
ベン・ガンター(25歳/埼玉WK)
下川甲嗣(24歳/東京SG)
福井翔大(24歳/埼玉WK)
<27年大会に向けた主な候補選手>
松橋周平(29歳/BR東京)
ブロディ・マクカラン(29歳/BR東京)
坂本侑翼(24歳/相模原DB)
山本凱(23歳/東京SG)
アイザイア・マプスア(22歳/トヨタV)
奥井章仁(22歳/帝京大)
青木恵斗(21歳/帝京大)
ティポアイールーテル・ラリー(19歳/関東学院大)
石橋チューカ(19歳/京産大)
松沼寛治(19歳/早稲田大)
今大会では頼りになるベテランのリーチ、ラブスカフニが実力を発揮し、若手の下川、福井も貴重な経験を積むことができた。
身長176cmの坂本、177cmの山本はスタジアムを沸かせる強烈なタックラー。世界の舞台で相手に突き刺さるタックルを見せたい。
奥井、青木はそのパワーとスピードで大学ラグビー界を席巻中。「リーチ2世」とも評される石橋は猛練習の京産大で腕を磨いている。
No.8(背番号8)
姫野和樹(29歳/トヨタV)
<27年大会に向けた主な候補選手>
テビタ・タタフ(27歳/ボルドー)
ファウルア・マキシ(26歳/S東京ベイ)
ヴィリアミ・アフ・カイポウリ(26歳/三重H)
箸本龍雅(24歳/東京SG)
ティエナン・コストリー(23歳/神戸S)
ユアン・ウィルソン(22歳/立正大)
今大会で主将の重責を担った姫野は、これからの日本代表でもリーダーグループの一員としての活躍が期待されている。
圧倒的な突破力を誇るタタフは東京SGからフランス1部のボルドーへ移籍。さらなる成長に期待がかかる。
攻守に力強いマキシはW杯期間中はバーバリアンズでプレーした。箸本は豊富な運動量で勝負、IPU環太平洋大から神戸S入りしたコストリーはスピード豊かな攻撃が光る。
SH(背番号9)
身体能力の高さが光る飯沼蓮。浦安DRでは元スコットランド代表グレイグ・レイドローコーチの指導を受けている 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】
流大(31歳/東京SG)
齋藤直人(26歳/東京SG)
福田健太(26歳/トヨタV)
<27年大会に向けた主な候補選手>
谷口和洋(28歳/S東京ベイ)
小山大輝(28歳/埼玉WK)
中嶋大希(27歳/神戸S)
藤原忍(24歳/S東京ベイ)
飯沼蓮(23歳/浦安DR)
李錦寿(21歳/帝京大)
宮尾昌典(21歳/早稲田大)
土永旭(20歳/京産大)
高橋佑太朗(19歳/筑波大)
戦術眼に優れ、日本代表の中心選手として活躍してきた流は今大会限りでの代表引退の意向を示した。これからのSHはサモア戦、アルゼンチン戦に先発出場した齋藤を中心に回っていくことになる。
谷口、小山、中島は次回大会では30歳台になるが、選出されればチームを支える存在になりそうだ。強気なプレーが光る藤原、身体能力が高い飯沼は代表に定着して経験を積みたい。李、宮尾らが大学生ナンバーワンを争う中、高橋はタックルの強さが持ち味。
これまで日本のSHは素早くボールをさばくイメージが強かったが、W杯で上位に進出するためにはディフェンスの向上、キックゲームでの貢献も求められるだろう。
SO(背番号10)
松田力也(29歳/埼玉WK)
李承信(22歳/神戸S)
<27年大会に向けた主な候補選手>
山沢拓也(29歳/埼玉WK)
アイザック・ルーカス(24歳/BR東京)
高本幹也(22歳/東京SG)
家村健太(22歳/静岡BR)
武藤ゆらぎ(22歳/東海大)
伊藤耕太郎(21歳/明治大)
楢本幹志朗(19歳/筑波大)
松田は成功率95%という正確なゴールキックでチームを引っ張った。李は出場がサモア戦の4分間に終わったので、次回大会では主力となりたい。
高校生時代に日本代表合宿に呼ばれ、誰もがその才能を認めるのが山沢。33歳になる次回大会がW杯初出場となるのか、注目される。
スタジアムを沸かせる「ファンタジスタ」のルーカスが日本代表入りを希望して資格を取得すれば、タイプの違う10番としてチームに厚みをもたらすだろう。
李と同学年の高本、家村もリーグワンで実力を証明して、W杯出場につなげたい。