人気アマが試打!ブリヂストン最新「B1ST ドライバー」と「B2HT ドライバー」を打ち比べてみた

スポナビGolf

【スポナビGolf】

今回オレンジマンが紹介するのは、ブリヂストンから新しく発売された「B1STドライバー」と「B2HTドライバー」です。

今年は上半期にたくさんの新作が発売され、どれも評価の高いドライバーが多いなか、今回のブリヂストン、なかなかの出来ですよ!しっかりと打ち込んで試打をしてきたので、データと共に見ていきましょう。

見た目の違い

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統一感のあるデザインですが、ウェイトの位置に違いがありますね。

B1STにはソール中央に二つと、後方に可変式ウェイトが装着されています。一方、B2HTにはソール後方に可変式のウェイトが二つ装着されています。ウェイトの位置から察するに、B1STはスピン量を抑えつつ弾道の調整ができて、B2HTは球を上げつつ、ドローバイアスが効いている仕様なのでしょう。

さらに前作同様に、フェース寄りには打点ブレに強い構造のサスペンションコアも引き続き搭載。

他にも、上から見た形状にも違いがあって、B2HTの方がヒール側に膨らみがあり、投影面積もやや大きく見えます。いかにも捕まりそうな顔ですよね。

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また、今作でのメインとなる技術はフェース面へのレーザー加工です。スリップレスバイトミーリングと呼ばれるもので、球の食いつきを高め、ボールの滑りを極限まで減らし、適度なスピン量にするものだそう。スピンに関しては、データと共にじっくり見ていきましょう。

実際の試打データ

今回はヘッド性能そのものを比較するべく、同じスペックのシャフトで打ち比べます。

装着スペックは、純正シャフトでなくカスタムシャフトにラインナップされているTENSEI Pro Blue 1K 60(S)を装着。どちらもロフト角9.5度での試打データです。ヘッドスピードは45m/sになるように調整して打ちました。今回のデータは5球の平均値になります。

B1STドライバー

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ヘッドスピードが45.7m/sで、ボール初速が66.08と高初速で、スピン量は2069rpmと低スピン、打ち出し角は17度と適正値。平均飛距離は269.5yでした。

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最初の印象はスピン量の少なさです。5球平均の数値ですが、中には2000回転を下回るショットもありました。この時点である程度、使い手を選ぶクラブだと思います。

とはいえ、球が上がらなくて捕まりも悪いようなハードヒッター向けかと言うと、そんなこともなく、球もそれなりに上がるし捕まりに関しては決して悪くありません。

B2HTドライバーほどの捕まり感はありませんが、ナチャラルドローが打てる印象でした。

一応、ツアー向けという位置付けなので、もう少しハードなクラブと予想をしていましたが、スピン量以外は安定感があります。

スピン量は少ないヘッドですので、中調子や先調子のスピンが出やすいシャフトと合いそうです。ヘッドスピードの速いアスリートゴルファーにはスピンの減るシャフトでもしっかり飛距離を伸ばしていけると思います。

●こんな人におすすめ
・スピン量を減らしたい方
・捕まり感が欲しい方
・ヘッドスピードの速い方
B2HTドライバー

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ヘッドスピードが45.6m/sで、ボール初速が65.32と高初速で、スピン量は2385rpmと低スピン、打ち出し角は16.9度と適正値。平均飛距離は266.2yでした。

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打ってみた第一印象は、とにかくよく捕まります。見た目と捕まり具合にギャップを感じますが、変に捕まりすぎるわけではなくコースで使えるドローが連発しました。

初速もしっかりと出ているのも印象的で、なによりもスピン量が少ないのは意外でしたね。これだけ捕まりがよくドローが打てると必然的にスピン量は減りますが、ドロップして飛距離が落ちてしまうこともなく、平均266yはかなり飛んでいると思います。

また、何球も試打をしているとオフセンターにヒットすることもありますが、それでも弾道に大きな差がなく寛容性はかなり高いクラブと言えますね。

多少のスイングエラーも助けてるクラブですが、逆に言えば意図的に球を操作しようにも、寛容性が勝るので操作性を求めるよりはオートマチックにクラブ任せに振っていきたいドライバーですね。

●こんな人におすすめ
・右へのミスが多い方
・打点のばらつきが多い方
・アドレス時の安心感が欲しい方

打感や打音

数値的なデータではなく感覚的な好みとなるのが打感や打音でしょう。今回の2種類はとても似ていて、どちも弾き感の強い打感でした。それでも硬さはまったくなくて、フェースがとても薄く感じるような打感です。打音は引き締まった高めの打音で打っていて気持ちよかったですね。

まとめ

2種類のタイプ違いのヘッドはもはや、どのメーカーも定番化しています。ターゲットがはっきりと分かれるようになっていますが、今回のブリヂストンのドライバーではその違いが如実に現れていました。

低スピンで強弾道のB1STと、より簡単でオートマチックなB2HT。どちらも共通していたのは初速の速さで、飛距離もしっかりと出ていることでした。

今回の試打で使ったカスタムシャフトのTENSEI Pro Blue 1K 60(S)との相性はとてもよかったと思います。特に B1STでは理想の数値が出てくれたので飛距離もでています。個人的には低スピンモデルが好きなのでとても好感触でした。

外ブラに押され気味の国内メーカーですが、その性能は全く引けを取らない性能だと感じました。

【スポナビGolf】

※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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