完成度が高いノーメッキ仕上げ!テーラーメイド「ミルドグラインド4 ウェッジ」

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、4代目となったテーラーメイド「ミルドグラインド4 ウェッジ」を試打していただき、その特徴や印象を解説していただきました。

ミルドグラインド4 ウェッジの性能と特徴

テーラーメイドのウェッジシリーズであるミルドグラインドは今回で4代目。どんどんと進化していて、今回も扱いやすさやスピン性能、両方を磨いてきた印象です。

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一番変わった部分はフェースです。「HYDRO SPIN FACE」と言われるミーリングが、しっかり溝と溝の間に斜めに入っていてかなり抵抗を生んでいるのだと思います。悪条件でほどけやすいスピンも、しっかり逃げ場を作ることで安定してかかる優れた性能を発揮しています。

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フェース面だけはノーメッキになっています。RAWフェーステクノロジーという、ノンメッキによる削り出したままのグルーブを搭載して、しっかりとスピンがかけられるようになっています。触っただけでもザラザラしてるのです。それだけ抵抗感があり、しっかりボールをつかまえる意思を指で触って感じます。
(※今回使用したクラブはノーメッキの試打クラブのため、フェース面にサビが出ています)

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形状も少し見直されています。ツアープロの意見をもとに、トップラインとリーディングエッジに少し丸みを持たせ、目標に向かって構えやすいフェース形状に進化しました。

今回のミルドグラインド4シリーズの通常のメッキシリーズは、ツアーサテンクロームという反射しづらい仕上げになっています。ウェッジをかまえたときに、太陽光をもろに反射することがあるのですが、今回の仕様は、直接太陽光に当てても鈍い光を発するようなきれいな仕上げです。クロームの他にブラック・ノンメッキ・カッパー仕上げもあります。

ミルドグラインド4ウェッジを試打した印象

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実際に芝の上で打ってみましたが、進化したと感じたのがフェースの乗り感です。ボールに対して結構深いラフで打っても、花道や良いライから打ってもしっかりフェースに乗っかってくれる感じがすごく体感できました。

スピン系やツアー系と言われるボールだとしっかりフェーズに乗るので、思ったより低く出て、しっかりスピンがかかってボールをつかまえられる印象がありました。

こういうモデルは、本当にシビアなところからスピンをかけてボールを止めなくてはいけない、ボールの転がりをコントロールしなければならない、という方々が使うウェッジなのかなと感じます。

ミルドグラインド4ウェッジのおすすめユーザー

実際に使ってみて難しいとは感じませんでした。ソールもローバウンス、ハイバウンス、スタンダードバウンスの3種類用意されていてロフトのバリエーションも豊富です。

例えば56°を開いて使うとか、自分の打ち方に合わせてスペックを合わせれば、非常にやさしく使えるウェッジに仕上がっていると思います。もちろんテクニックを生かすためのウェッジだとは思いますが、それほど身構えなくても扱えるバランスに優れたウェッジだという印象です。

ノーメッキのフェース効果は?

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最近の海外ブランドのウェッジはノーメッキのものが増えてきているのですが、実際に打ってみると、やはりノーメッキってスピンかかるのかなと思いますね。物理的にはメッキしているウェッジと変わらないと言われるのですが、実際に打ってみる砂や芝でスピンが減ってしまうのを、ノーメッキがカバーしてくれているように感じます。

ノーメッキウェッジは「ミルドグラインド4」以外にもありますが、このウェッジはトータルで完成度が高いと思いました。非常にバランスよくできています。

テーラーメイドのウェッジをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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