U-18W杯 経験者は語る&現地レポート

U-18侍ジャパンは台湾でどう見られているのか? メディアの注目選手など現地の報道をレポート

駒田英
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順調にオープニングラウンドを勝ち進むU-18侍ジャパン。台湾メディアにどのように報じられているのだろうか? 【写真は共同】

 台湾で8月31日から開催されている「WBSC U-18ベースボールワールドカップ」、台湾のメディア、ファンから最も注目を浴びている海外チームは、間違いなく日本代表だ。

「甲子園甫奪冠『慶應王子』強勢登台」(自由時報)、「日本U18名單公佈 『高校四天王』僅1人入選」(TSNA)、「日本U18吃不慣台灣食物好痛苦 這罐超台『神祕飲料』成救世主」(鏡週間)、「預賽B組最受注目一役!美日戰先發出爐、日推最強高中左投」(三立新聞網)……。

 これらは台湾メディアに掲載されたU-18侍ジャパンに関する記事の見出しの一部である。

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日本野球の記事はページビューが伸びる

台湾では日本野球への関心が高く、日本vsアメリカの一戦は大きく報じられた 【写真:駒田英】

 おおよその意味がおわかりの読者の方もいるだろうが、ざっくり訳そう。

 最初の自由時報の記事の見出しは「甲子園を制したばかりの『慶応のプリンス』が台湾にやってくる」、つまり丸田湊斗(慶応)の代表選出の記事だ。そして、TSNAは「日本がU-18代表を発表、『高校四天王』は1人しか選ばれず」と、日本代表の選考結果に意外な反応を示している。さらに、鏡週間は「U-18日本代表、台湾の食べ物に慣れず大苦戦、台湾テイストの『謎の飲料』が救世主に」と日本メディアの記事を取り上げ、三立新聞網は「オープニングラウンドグループB・最も注目の一戦、日米対決の先発が明らかに 日本は最強高校生サウスポー」として、前田悠伍(大阪桐蔭)がアメリカ戦先発であることを伝えている。

 台湾メディアの記事のカバー範囲の広さに驚かれただろう。しかし、これはあくまでもほんの一部だ。台湾では甲子園大会の終盤から、連日、U-18侍ジャパン関連の記事が出ている。そして、これらの記事は大手掲示板でシェアされ、野球ファンの間で話題となっているのだ。

 台湾においてスポーツ報道はwebメディアが主体だ。伝統的な大手紙もスポーツ記事はweb上に主軸をおいており、記事の「数量」が求められている。取材記事のほか、海外メディアの翻訳記事も多い。もちろん、これはあくまでもニーズがあってのことだ。知人の台湾人記者は「日本野球関連の記事はページビュー数が伸びる」と口をそろえる。野球YouTuberやブロガーも、注目選手紹介などの形でU-18侍ジャパンを取り上げていた。

慶応・丸田湊斗は台湾でも人気

丸田湊斗は「慶応のプリンス」などと呼ばれ、台湾でも注目の存在だ 【写真:駒田英】

 台湾の野球ファンの侍ジャパンへの関心の高さは、実際に球場で明らかとなった。
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著者プロフィール

台湾野球好きが高じて2006年に来台。語学学校でまず中国語を学び、その後、大学院で翻訳を専攻。現在、政府系国際放送局で日本語放送のパーソナリティーを務め、スポーツ番組も担当。『台湾プロ野球<CPBL>観戦ガイド 』(ストライク・ゾーン)に執筆者の一人として参加した。

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