U-18野球W杯が台湾で開幕 「熱気」に包まれた現地からレポート

駒田英
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U-18W杯が開幕。開催地・台湾での盛り上がりを現地からレポートする 【写真:WBSC】

 8月31日、台湾・台北市の天母球場で「WBSC U-18ベースボールワールドカップ」が開幕した。

 開会セレモニーに引き続いて行われた、地元・台湾とオーストラリアによる開幕戦は、今大会の台湾代表のエース格・孫易磊が、MAX151キロの直球に「試合前、とてもフィーリングが良かった」というチェンジアップを交え、7回2安打8奪三振と圧巻の投球で完封。台湾が3-0でオーストラリアを下し、幸先の良いスタートを切った(※今大会は7イニング制で実施)。

プロ野球のように専属チアが盛り上げる

強気の価格設定や不安定な天候の影響で、開幕戦の入場者数は1,300人ほど。それでもチアリーダーが参戦するなど、スタンドの「熱気」はあったという 【写真:WBSC】

 今大会はオープニングラウンド30試合中、台湾代表の5試合のみが有料となった。

 チケット価格が天母球場を本拠地とする台湾プロ野球・味全ドラゴンズの一般チケットの価格、台湾元350元(日本円約1,600円)よりも150元高い、500元(同約2,300円)とやや強気な価格設定であったこと、さらには、台風11号接近の影響により天候が不安定であったこともあり、試合後に発表された入場者数は1,332人(収容人数は約10,000人)であった。しかし、スタンドで観戦していたファンは、きっと私と同様にこの数を聞いて驚いたはずだ。なぜなら、主に三塁側に陣取った台湾ファンの盛り上がりは、その3、4倍は入っていると感じさせる「熱気」だったからだ。
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著者プロフィール

台湾野球好きが高じて2006年に来台。語学学校でまず中国語を学び、その後、大学院で翻訳を専攻。現在、政府系国際放送局で日本語放送のパーソナリティーを務め、スポーツ番組も担当。『台湾プロ野球<CPBL>観戦ガイド 』(ストライク・ゾーン)に執筆者の一人として参加した。

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