日本代表33人と海外スター10人の「能力値チャート診断」

ラグビー日本代表33人のレーダーチャート【LO/FL編】 “ジャッカル姫野”の趣味はゲームとラテアート

斉藤健仁
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前回大会では流行語にもなった「ジャッカル」を武器に、日本のベスト8躍進を支えた姫野。今大会ではFWの中心選手としてだけでなく主将の重責も担う 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 現地時間9月8日にフランスで幕を開けるラグビーワールドカップ。ここでは今大会にエントリーされた日本代表メンバー33名のプロフィールを、あらためて紹介する。レーダーチャートで各選手の能力値を示すとともに、ピッチ外の知られざる素顔も伝える企画の第2回に登場するのは、LO(ロック)とFL(フランカー)の10人だ。
※キャップ数は8月27日時点。

■ポジション解説■

 LO=ロック。FW第2列目のポジションでセカンドローと呼ばれる。背番号は左LOが「4」、右LOが「5」。スクラムでフロントローの3人を「ロック」し、ラインアウトなど空中戦で本領を発揮する。2メートル前後のビッグマンが多い。

【LO】ワーナー・ディアンズ

【写真:西村尚己/アフロスポーツ、(c)YOJI-GEN】

■2002年4月11日生まれ■201㎝・117㎏
■ニュージーランド出身■流通経済大付属柏高
■東芝ブレイブルーパス東京所属
■7キャップ


 21歳の若き至宝だ。NEC(グリーンロケッツ)でコーチを務めていた父とともに中学2年の時に来日し、日本でラグビーに専念。流通経済大柏高では2年時から中軸となり、花園(全国大会)では2年時、3年時と2年連続でベスト8入りを果たした。大学には進学せず、すぐにブレイブルーパスに入団し、リーグワンでプレーする前に代表キャップを得た。201センチという長身を活かして、空中戦で大きな存在感を示したい。

 母のターニャさんはネットボールの元ニュージーランド代表。両親ともに身長は185センチくらい。好きなビールは「サッポロ黒ラベル」。

【LO/FL】アマト・ファカタヴァ

【写真:アフロ、(c)YOJI-GEN】

■1994年12月7日生まれ■195㎝・118㎏
■トンガ出身■ティマルボーイズ高(NZ)→大東文化大
■リコーブラックラムズ東京所属
■3キャップ


 スピードと突破力に長けた、今、一番勢いのあるLOだ。トンガ出身で、11歳で競技を始めた。現在もブラックラムズで一緒にプレーする双子の兄タラウ(FL)とともに、ニュージーランドの高校を経て、20歳で大東文化大へ進学。3年時には大学選手権でチームのベスト4進出に貢献した。
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著者プロフィール

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーとサッカーを中心に執筆。エディー・ジャパンのテストマッチ全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」、「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー「観戦力」が高まる」(東邦出版)、「田中史朗と堀江翔太が日本代表に欠かせない本当の理由」(ガイドワークス)、「ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「エディー・ジョーンズ4年間の軌跡―」(ベースボール・マガジン社)、「高校ラグビーは頭脳が9割」(東邦出版)、「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「はじめてでもよく分かるラグビー観戦入門」(海竜社)など著書多数。

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