夏に来日した欧州クラブのスーパーチーム度ランキング…マドリーは、バルサは、シティは果たして!?

構成:YOJI-GEN
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2003年から3年連続で来日したR・マドリー。銀河系軍団のプレーに多くの観客が熱狂した 【Photo by Etsuo Hara/Getty Images】

 今夏、マンチェスター・シティ、バイエルン、パリ・サンジェルマン、セルティックなどが来日し、Jクラブとプレシーズンマッチを行う。2000年代に入って活発となった欧州クラブのジャパンツアー。これまでに来日した数々の人気チームの魅惑度を、出場メンバーや試合内容、本気度、盛況度をもとにランキングにした。1位に輝くのは、何年来日のどのクラブか?

10位:2003年来日のパルマ

強烈なグラウンダーのパスを味方にピタリと合わせるなど、中田(左)はワールドクラスのプレーで魅せた 【(C)J.LEAGUE】

「ワールドカップ1周年記念試合」と銘打ち、1年前に日本がチュニジアを破って決勝トーナメント進出を決めた長居スタジアムに招かれたのは、中田英寿擁するパルマ。中田にとって1999年のペルージャ時代に次ぐ2度目の凱旋マッチとなった。終わったばかりの02-03シーズンにおいてセリエAで5位だったパルマは、中田をはじめ、アドリアーノ、サブリ・ラムーシ、シモーネ・バローネらまずまずのメンバーがスタメンに名を連ねたが、厳しいシーズンを終えたばかりで全体的に動きが重く、9分に西澤明訓のゴールでセレッソ大阪に先制を許す。

 だが、02-03シーズンに15ゴールを奪ってブレイクを果たしたアドリアーノが立て続けにゴールを奪って逆転すると、中田も抜群のキープ力やノールックパス、意表を突くスルーパスを繰り出してスタジアムを沸かせた。中田が68分にベンチに下がり、主役を失ったスタジアムを盛り上げたのは、C大阪の若武者・20歳の大久保嘉人だった。後半から登場した大久保は79分、持ち前のスピード突破から同点ゴールを奪ってみせる。真剣勝負の好ゲームは痛み分けに終わった。

03.06.04 C大阪 2-2 パルマ @長居

C大阪戦でのパルマのスターティングメンバー 【YOJI-GEN】

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