ブルペン捕手目線で語られる歴史的Vの裏側 WBC準決勝・決勝を鶴岡慎也&五十嵐亮太が振り返る

柴山高宏(スリーライト)

9回にマウンドに上がった大谷がトラウトとの対戦を制し、侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪還した 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 世界を興奮の渦に巻き込んだ第5回WBC。大会史上初となるアメリカとの頂上決戦を制した日本が、3大会ぶり3度目の世界一に輝いたことは記憶に新しい。

 今大会にブルペン捕手として参加した鶴岡慎也さんと、ソフトバンク時代のチームメイトでWBCでも取材・評論を務めた五十嵐亮太さんが、侍ジャパンの激闘を振り返り、知られざる舞台裏について語る『WBC激闘の舞台裏』(全4回配信)が、スポーツナビ野球チャンネルで公開されている。

 本稿では、4月21日、26日に配信された「WBC 激闘の舞台裏」第3回、第4回のハイライトを紹介する。決戦の舞台となったローンデポ・パークのブルペンを目の当たりにしてきた鶴岡さんと、ブルペンの投手心理を熟知している五十嵐さんの対談は、次第にヒートアップしていった。

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ブルペンも興奮した村上の決勝打

 第3回は準決勝のメキシコ戦がテーマとなった。佐々木朗希とサンドバルが先発を務めたこの試合は、4回表に佐々木がウリアスに3点本塁打を浴びてメキシコが先制。日本はメキシコ投手陣の前に6回まで無失点に抑えられるも、7回裏に吉田正尚の3点本塁打で同点に。8回に両者点を取り合い、9回表終了時点で4対5とメキシコがリードするも、その裏に村上宗隆が逆転タイムリー二塁打を放ち、日本が6対5でサヨナラ勝ちをおさめた。

 劇的な幕切れに「もの凄く興奮した」と語る鶴岡さん。「選手になった気持ちになってしまった」鶴岡さんはブルペンを飛び出して歓喜の輪に加わり、決勝打を放った村上と抱き合った。そして、鶴岡さんが思わずとってしまった行動とは……。『WBC激闘の舞台裏』シリーズ屈指の笑えるエピソードは、ぜひ動画で楽しんでもらいたい。

鶴岡さんは村上のサヨナラ打の“伏線”を語る 【写真:Getty Images】

 第3回では他にも先発・佐々木、第2先発・山本由伸の試合当日の様子や、3番手の湯浅京己、4番手の大勢へとつないだ継投策、彼らを常にバックアップしていた宇田川優希に関するエピソードが語られる。なかでも、登板した試合数や投手成績には表れない、宇田川がブルペンで果たした大きな役割に関する話は、一見の価値があるだろう。

 五十嵐さん、鶴岡さんともに采配が冴えた栗山英樹監督を絶賛する。「栗山監督はファイターズ時代から立ち居振る舞いや発言が全然変わらない。そういう人じゃないと、高みにたどり着くことはできないのではないか」 現役時代から指導を受けてきた鶴岡さんだからわかる、栗山監督の凄さを語った。

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