ついに解禁! みんなで熱唱したいプロ野球応援歌

阪神ヒッティングマーチ・ランキング 虎番記者が独断と偏見で選んだ10曲は?

楊枝秀基
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阪神ファンのアツさは12球団随一と言っていい。これまでに甲子園にこだました数ある応援歌の中で、虎番記者が1位に選んだのは? 【写真は共同】

 甲子園球場に響き渡る大熱唱――。過去・現在を問わず、阪神タイガースのヒッティングマーチ(応援歌)の中で最も印象深いのはどの選手の曲か。地元兵庫出身で、少年時代は熱狂的な虎党。1990年代後半からは記者/ライターとしてプロ野球に携わり、スポーツ紙の虎番も務めたジャーナリストの楊枝秀基氏に独自の視点で10曲を選んでもらった。

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10位:和田豊の応援歌

 虎党だった少年時代、記者として取材を続けた27年間を通じ印象に残った虎の応援歌を独断と偏見で選出。まず10位に選んだのは現役、コーチ、監督時代全てで取材経験のある和田豊だ。

 暗黒時代にコツコツと安打を積み重ねていったいぶし銀。測ったように一、二塁間のど真ん中を鋭いゴロで抜いていく安打を何度見たことだろうか。

 球団唯一の日本一となった1985年に入団。そこから引退する2001年まで選手としては一度も優勝を経験することはなかった。ただ、引退後もそのままコーチとしてチームに残り、2003年、2005年のリーグ優勝に貢献。2014年には監督としてチームを率い、クライマックスシリーズを勝ち抜き日本シリーズ進出を果たした。

 1985年の現役時代スタートから監督退任の2015年まで31年連続でタテジマを着続けたのはチーム歴代最長。生え抜きの背番号6で最も印象の残る選手として、「お前の出番だぜ〜」ということでランクインさせてもらった。

9位:坪井智哉の応援歌

「PL~青学〜東芝〜」のフレーズは日本ハムへの移籍後も使用された。交流戦が始まり、日本ハム対阪神が実現すると、「東芝〜」の後に無理やり「阪神」と虎党がねじ込んでくるのが印象的だった。さらにオリックスに移籍すると、「阪神」に加え「日ハム」も差し込まれ無理やり感が増した。

 輝かしい球歴を繰り返し聞かせてもらったおかげで、今でも坪井の打席を記憶にとどめているファンも多いのではないだろうか。
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著者プロフィール

1973年生まれ、神戸市出身。関西学院大から98年に『デイリースポーツ』入社。巨人、西武、ヤクルトなどを担当した後、2004年は合併消滅した近鉄、05〜10年は阪神、11年はオリックス番記者を務めた。13年からフリー。東京スポーツコラム「ワッショイ!!スポーツ見聞録」を不定期連載中。

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