「三笘はビッグクラブに行くだろう」英国人記者がリヴァプール戦の三笘を本音で語る
1月14日のブライトンvs.リヴァプールで対峙するアレクサンダーアーノルド(左)と三笘 【Photo by Bryn Lennon/Getty Images】
その中でスポーツビジネスを中心とした情報を発信するイギリスのWebメディアで、この分野でのマーケットリーダーでもある「Sportcal」の記者タリク・サレー氏にインタビューを実施することができた。
タリクはサッカーを中心としたスポーツ関連のジャーナリストであると同時に、生粋のリヴァプールファンでもある。そんな彼に「ラ・リーガ探訪記2023」の番外編として、三笘薫とブライトンvs.リヴァプールについて本音で語ってもらった。
※リンク先は外部サイトの場合があります
クロップ政権になってから、ここまでやられたことは…
イギリスのWebメディア「Sportcal」の記者タリク・サレー氏 【写真提供:LaLiga】
正直に話すと、この試合ではリヴァプールよりブライトンのほうが遥かに良かったです。ユルゲン・クロップ政権になってから、試合の始めから最後まで、ここまでリヴァプールがやられたのは初めてだと思います。それほどやられました。
ファン視点ではとても辛いですが、ブライトンはすべての面で、リヴァプールに勝っていました。試合の結果は3-0でしたが、7-0、8-0となってもおかしくない内容でした。それほど2チームの間には大きな違いがありました。
――そうなった最大の要因はどこにあったと考えますか?
まずは、リヴァプールにはヌニェス含め多くの負傷者がいたということが挙げられます。ヌニェスは直近の負傷者ですが、彼が不在だったことで、中盤の攻撃面で影響が出ていました。また、ファン・ダイクを欠いているディフェンス面の影響も少なくないですが、それよりもメンタル面の問題が大きいように感じます。今はとても自信がないように感じます。そしてプレー自体のスピードが速かった時はチーム全体として良いサッカーになっていましたが、今はスピードが落ち、創造性にも欠けます。そして先程言ったように自信がない。これらが重なって最悪と言えるパフォーマンスになってしまっていると考えます。
これは先程の雑談で既にあなたと話してしまっていますが、ブライトンが良かったというのももちろんあります。そしてその中心となっていたのが三笘薫だと思います。これは、あなたが日本人だからリップサービスしているわけでは決してないですよ(笑)