いよいよクライマックスを迎えつつある「FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022」。12月13日、14日にはノックアウトステージ準決勝の2試合が行われ、優勝に王手をかける2チームが決まることになる。

　グループステージからここまでの激闘を勝ち残ったのはアルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコの4チーム。決勝へと勝ち進み、優勝トロフィーを手にするのはどの国か――熱心なサッカーファンならずともついつい「予想」してしまうのではないだろうか？

　スポーツくじ「WINNER」ではW杯の全64試合を対象に、1試合ごとの勝敗およびスコアを予想するくじを販売。準決勝2試合のスコアを予想するくじもすでに販売がスタートしており、ここでは日本時間13日28時キックオフの「アルゼンチンvs.クロアチア」（販売締め切り13日23時30分）について、13日午前8時01分時点での勝敗投票率、オッズなどを見ていこう。

　まず「WINNER」で販売される試合の勝敗予想は90分間のスコア。そのため延長戦、PK戦での決着は予想の対象となっていないことを頭に入れたうえで、アルゼンチンとクロアチアのどちらの勝利にベットされているのか、投票率を見てみよう。

アルゼンチン勝利　44％
引き分け　26％
クロアチア勝利　30％

　ノックアウトステージのラウンド16で日本をPK戦で下し、さらに準々決勝では再びPK戦で優勝候補筆頭のブラジルを撃破するアップセットをやってのけたクロアチアだが、やはり地力ではFIFAランキング3位のV候補・アルゼンチンが一枚上と見る向きが多いようだ。

　しかしながら、「90分間でアルゼンチンが勝つ」と投票している人は50％にも満たない、と言うこともできる。この時点で準決勝のもう1試合「フランスvs.モロッコ」では「フランス勝利」の投票率が56％であることを考えると、アルゼンチンもクロアチアに苦戦すると予想している人がそれなりに多いことがこの投票率から読み取れそうだ。

　では、次に18種類の選択肢から選べる勝敗とスコアのオッズを見ていこう。13日午前8時01分時点での人気上位のオッズは以下の通りだ。

引き分け1-1　4.7倍
アルゼンチン2-1クロアチア　4.8倍
アルゼンチン1-0クロアチア　5.0倍
アルゼンチン2-0クロアチア　5.5倍
アルゼンチン0-1クロアチア　6.0倍
引き分け0-0　6.0倍

　この時点での1番人気はなんと「引き分け1-1」の4.7倍。全体的には「アルゼンチン勝利」の投票率が最も高く、反対に「引き分け」は最も低かったものの、スコア別でみると「引き分け1-1」が1番人気、さらに「引き分け0-0」も5番人気タイと、上位に食い込んでいる。クロアチアは日本戦、ブラジル戦ともに1点ビハインドから追いついており、その不屈の闘志と勝負強さは日本のファンに強烈な印象を残したのだろう。このアルゼンチン戦でも日本戦、ブラジル戦と同じスコアになる、あるいは、アルゼンチンが勝つにしても1点差と予想している人が多いということが分かる。

　いずれにしても、上位人気3番目までのオッズは接戦。ここまで僅差だと、最終締め切りではどのスコアが1番人気になるのかも注目したいところだ。

　一方、「クロアチア勝利」で最も多い投票スコアは「アルゼンチン0-1クロアチア」の6.0倍。これは「引き分け0-0」と並んで全体の5番人気にあたり、続く7番人気は「アルゼンチン1-2クロアチア」の6.4倍。クロアチアが90分以内で勝つのならばロースコアの接戦という予想に投票が集まっており、クロアチアが2点差以上をつけて勝つスコアで最も人気のある「アルゼンチン0-2クロアチア」の9.9倍は、「アルゼンチン3-1クロアチア」の9.7倍よりもわずかではあるが人気が低い投票状況となっている。