スポーツPRアワード授賞式登壇記~距離を超え、徳島から繋ぐ未来~
このアワードは、さまざまなスポーツ団体の広報・PR・情報発信の取り組みに焦点を当てた表彰制度で、今回は各賞に選ばれた5つの施策を手がけた各団体の代表者が表彰式・トークショーに登壇し、視聴者の投票によって最優秀賞が決定されました。
本記事では、表彰式およびトークショーにインターン生を代表して参加した私の体験と学びについてご紹介します!
挑戦の経緯と準備
まず、職員の方とオンラインミーティングを実施し、申し込む施策の内容のすり合わせや意見交換を行いました。さらに、先輩インターン生からSNSフォロワー推移などのデータを集め、プレゼンテーション資料の基礎を作成しました。
応募条件が「スライド1枚に施策内容をまとめる」というシンプルながらも難しい形式だったため、インターン活動の膨大なデータから何を取捨選択するか苦労しました。いかに端的にまとめ、かつアピールすることができるかを念頭に置き、職員の方と何度も校正を行いながら1つのものを作りあげました。
他のスポーツ団体も一堂に会するこの機会で自分自身のスキルアップも図りたいと思い、すぐに参加することを決意しました。
参加が決まってからというもの、これまでインターン生が作成したnoteやYouTubeを何度も見返し、「これまで皆が築き上げてきたこのインターンを世間にアピールするぞ!」と意気込んで東京へ出発しました。
いざ、東京へ
その後は登壇される他のスポーツ団体の方との挨拶し、本番までの空き時間で自己紹介や各々の施策について紹介しました。
特に我々の施策について、「完全リモートインターン」という点に多くの方から興味を持っていただき、「どのようにインターン生の動画編集やSNS運用のスキルを向上させていくのか」や「リモート環境の中、どのようにインターン生同士の交流を深めるのか」など、たくさん質問していただきました。
また、今回登壇されていた方々のお話もすべて興味深く、「こんな視点があるのか!」と驚かされることばかりで、私からも思わずたくさんの質問をさせていただきました。特に印象に残ったのは、千葉ジェッツさんのYouTube運営についてのお話です。
これまで私は長期的な視点を持たずにインターン活動を行い、与えられた仕事をただこなすだけになっていました。しかし、今回のお話を聞き、各SNS投稿の誘導導線やドラフトまでの流れをしっかりと考えながら仕事に取り組む必要性を強く感じました。
また、今回登壇する方の中で大学生は私1人ということもあり、自己紹介では私の大学での専門が化学という点にも関心を抱いていただきました。
このインターンではスポーツ関連の学部だけでなく、文学部や経済学部、理工学部など、さまざまな学部の学生が集まっているため、複数の視点から物事を捉えられるという特徴についてもお伝えしました。
迎えた本番
またトークショー内での他の方のお話もすごく新鮮で、「有名なチームだからといって簡単に集客できるわけではない」というトピックが特に印象に残りました。地道な努力の結果として多くのファンの獲得、チームとしての知名度向上につながっており、私もインディゴの更なるファン獲得を目指し、これからのインターン活動により精力を注いでいかなければ、と感じました。
今回登壇された方の中に「広報部」に所属する方が誰もいなかったことも衝撃でした。これまでは、「SNSは広報が動かして他の人たちはノータッチだろう」と思い込んでいましたが、お会いした方は違う部署の方ばかりで、「広報」という枠組みにとらわれずに多様な視点から広報活動を行うことができているんだと感じることができました。これはインディゴのインターンにも通じるところがあり、先述したように様々な学部の学生が集まっているからこそ、多様なアイデアを生み出せるのだと再認識できました。
今回の経験を通して学んだこと
私はその中でも、特に「自分たちの広報活動が子ども達の笑顔に繋がっていることを忘れないで欲しい」という言葉にとても心を動かされました。
スポーツが好きな私は、チームの勝敗に固執してしまうあまり、「チームが勝ってドラフトで指名されればそれでいい」としか考えず、広報としての目的を見失ってしまうことがありました。しかし、インディゴの球団ミッションに「徳島から夢追う人を増やす」とあるように、インターン活動を通して子ども達へ「徳島からでもNPBでプレーする選手になれるかもしれない!」といった夢や希望を与えるのも、自分の広報としての役目だと気づくことができました。
こういったお話を聞いて、このアワードを通して自分が続けてきた「広報」という縁の下の力持ちとしての役割に誇りを持つことができました。主催者の方が「僕たちはあなたたちの広報活動を見ていますよ!」と言って下さり、「これまでインターン活動を頑張ってきて良かったな」と感じることができました。
また、「野球だけではなくて他のスポーツ業界に携わるのも視野を広げる良い方法だよ」と教えていただきました。これまでは、漠然と「1番好きなスポーツが野球だから、なにか野球に携わることができる職業に就きたいな」ど考えていましたが、今回お会いした方の中には、空手の経験や詳しい知識がない状態からスタートしながらも、新鮮な視点を活かして日本空手道連盟で活躍されている方もいらっしゃり、自分も野球に囚われずに視野を広く持っことが大切だと感じました。
このアワードを通じて、広報としての実践面・内面ともに成長することができました。
お会いした方全員がスポーツに対して言葉で表しきれないほどの熱意を持っていて、たくさんの刺激をいただくことができました。
これからも「自分がインターン生として活動する意味・目標」をしっかりと確認しながら、活動を継続していきたいと思います。
インターン応募方法
・「インターン参加希望します。」
・名前・学校名/学年
・面談希望日時(ご都合の良い日時を3つ程度お送りください)
興味のある方は徳島インディゴソックス 球団公式LINEアカウントまたは 問い合わせフォーム よりご連絡ください。
※返信に3営業日ほどいただく場合がございます。
あとがき
自分にとっては何もかもが初めてで、文字通り「ド緊張」状態でしたが、たくさんの方が優しく話しかけていただいたおかげで無事に大舞台を終えることができました。
長い間緊張状態が続いたせいもあり、徳島に帰ってきた後は緊張の糸が切れて体調を崩し、しばらく寝込みました…。
しかし、今回の経験はインディゴインターンの組織としても、また私個人としても成長できる良い機会となりました!
今回の学んだことを胸に、これからもより一層インターン活動に励んでまいります!
文責:吉岡花梨
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