高精度の最新ウェッジ!テーラーメイド「HI-TOE 3 ウェッジ」

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今回はクラブフィッターの小倉勇人さんに、2022年9月に発売されたテーラーメイド「HI-TOE(ハイ・トウ)3 ウェッジ」を試打していただき、その特徴を解説していただきました。

HI-TOE(ハイ・トウ)3ウェッジの特徴

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HI-TOE(ハイ・トウ)デザインは、トゥ側上の部分に厚みを持たせて、ヘッドの重心を高くすることでより低く打ち出して、強いスピンコントロールを実現させようという仕様です。

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フェース面全部に溝(フルスコアライン)を入れることで、多少打点がズレてもしっかりと安定したスピンをかけることができます。悪い条件でも安定してスピンをかけられるウェッジです。

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前作(HI-TOE RAWウェッジ)は、ロフト角56°〜62°でフルスコアラインが採用されてましたが、今回のHI-TOE 3はその幅が広がり、ロフト角54°〜60°にフルスコアラインを採用してます。

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さらに溝と溝の間に「レイズドマイクロリブ」という突起が全部入っています。これも安定してスピンをかけるための工夫のひとつです。

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今回のHI-TOE 3ウェッジは、ヘッド自体はメッキ仕上げになってますが、フェース面はノーメッキの高い技術で仕上げられています。このメッキの仕上がりにおいても非常に作り込まれてます。

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ミルドグラインドソールという「CNC精密加工」により、毎回一貫して精度の高い立体的なソール形状を実現しています。

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個人的にHI-TOE 3ウェッジが気に入ったのは、ニューエイジドカッパーという仕上げです。味があってカッコいいんです。使い込んでいくとおそらく色のむらも出てきて、使っていての変化を楽しめる仕様だと思います。渋くてカッコいい仕上がりになっています。

試打した印象

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実際に芝の上で打ってみましたが、ビックリするくらい低く出ます。ボールにしっかり食っついているせいなのか、自分が思ったところより2段階くらい球が低いので、初めはトップしたのかなと思うくらい低く出ます。

低く出てますが球はしっかりフェースに乗っているので、スピンがキュキュッとかかるような感触はあります。

試したグリーンが少し硬めだったのでしっかり止まる体感はできなかったのですが、きっちり球が乗ってスピンがかかっている感じがありました。

ロブショット的なものもでき、重心の高さによって球のコントロールがしやすくなった印象です。

おすすめユーザー

オートマチックではないので、ある程度技術がある人が使うと活かされるクラブだと思います。

率直なところ、やさしくはないです。重心が高い分球のばらつきは出やすいので、ウェッジの技術を磨きたい人や技術が高い人は、性能を活かせると思います。

やさしいウェッジとして考えるには少しハードルが高いという印象です。そこは勘違いしない方がいいと思います。ただ、このウェッジがカッコいいと思う人は買って技術を磨いてください。非常にいいウェッジです。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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