今シーズンは1番人気馬の連敗が続いている。

　先週までに8戦の平地GIが開催され、1番人気馬の勝利数はゼロ。ヴィクトリアマイル1番人気のレイパパレはスタートでつまずき落馬寸前。なんとか立て直して好位へつけたものの、直線では反応がなく12着惨敗に終わってしまった。

　連敗続きは偶然としても、今シーズンのGIには確たる中心馬不在の傾向がある。昨春の平地GIで1番人気馬の単勝オッズ1倍台となったのは6レース。対して今春は大阪杯でエフフォーリアが単勝1.5倍に支持されたのみ。クラシックから古馬マイル、中長距離まで、どの路線も混戦状態にあると言えるだろう。

　週末のオークスも例外ではない。一冠目の桜花賞は着差0.2秒以内に半分の馬が殺到する大混戦だった。7番人気のスターズオンアースがゴール寸前でウォーターナビレラをかわして戴冠を果たしたが、勝負付けが済んだとは到底言えないだろう。2歳女王のサークルオブライフはいかにもオークス向きだし、桜花賞1番人気のナミュールも虎視眈々（たんたん）と雪辱の機会をうかがっている。忘れな草賞を3馬身差で圧勝したアートハウスやチューリップ賞、桜花賞を人気薄で激走したピンハイも忘れてはいけない惑星馬だ。

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　フェブラリーステークスは◎カフェファラオが見事1着。大阪杯では8番人気の優勝馬ポタジェに敢然と◯を打ち、2着レイパパレと3着アリーヴォにも△を回す鋭さを見せる。桜花賞では◎ウォーターナビレラがハナ差の2着を確保。▲ナムラクレアも3着へ食い込み、好配ワイド1,110円を◎▲で的中！　1着のスターズオンアースが無印だったため3連複には届かなかったものの、確かな軸馬と穴馬を見抜く鋭さを見せた。

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