【ランニングヘッドライトレビュー】Ledlenser「NEO9R(ネオ9R)」
【写真提供:トレイルランナーJP】
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3LED化で周辺から遠方まで抜群の配光。一晩中快適な視界を提供する新フラッグシップ
(左)センターがスポット、両サイドがワイドライト。(右)本体上部にメインスイッチ、その横にはバッテリー残量を示すインジケーター。 【写真提供:トレイルランナーJP】
(左)5000mAhの大容量バッテリー、バッテリー単体販売も開始予定。(右)充電の端子は便利なマグネット式。 【写真提供:トレイルランナーJP】
まずはライトユニットから。上部にはメインスイッチとバッテリー残量を示すインジケーターがあり、起動時に残量を知らせてくれます。ライトユニットは下に45度まで無段階に傾斜可能。
スイッチの操作は以下の通り。
1クリックで“ローパワー”(20lm)で点灯し、以降1クリック毎に、
“ミドルパワー”(200lm)→“パワー”(600lm)→“ローパワー”
の順に切り替わります。消灯は1秒間の長押しとなります。また、モードに関わらずヘッドライト点灯中はバッテリーパックにあるレッドライトが点滅します。
前作との一番の違いは明るさを切り替える間に消灯を挟まなくなった点です。暗闇のトレイルで一瞬といえどもライトをオフにするという不安をしっかりと解消してくれました。
また、新しく追加されたのが“ブースト”です。消灯中でも点灯中でもダブルクリックすると1200lmで10秒間点灯。その後元の状態に戻ります。通常は使用することは少ないかもしれませんが、いざという時に頼りになる機能です。
(左)バッテリーパックに内蔵されたレッドライト。(右)バッテリー残量を示すインジケーター。 【写真提供:トレイルランナーJP】
誤操作を防止するためのスイッチのロック機能もあります。消灯時でも点灯時でも長押することでスイッチをロックできます。スイッチを約5秒間長押し、2回点滅するとロックがかかります(点灯時には消灯してロックがかかります)。ロック状態から再び約5秒間長押して、2回点滅すればロックは解除されます。
頭に装着してみると、細いベルトでも違和感はなく、自然なフィット感で、揺れもありません。トップヘッドバンドは後部が二股に分かれており、しっかりと固定されますが、外しても十分に安定します。また、付属のチェストベルトを着けることで胸や腰にも装着できます。
ナイトトレイルで照らしてみると、足元から遠方まできれいに配光されています。前モデルのようなフォーカス機能はありませんが、これだけ満遍なく照らせれば必要ありません。下の写真の赤枠の部分を比べると違いが明らかです。
【写真提供:トレイルランナーJP】
(上)「NEO9R」“パワー”モード、(下)前モデル“パワー”モード。周辺はより広く自然に、遠方は、より遠くをはっきりと照らしているのが判る。 【写真提供:トレイルランナーJP】
明るさと点灯時間に関する詳しい検証は、ページ下の関連リンク「【Ledlenser】新 「NEO」シリーズの数字には表れない 「高められた質」に迫る!」 をご覧ください。
トレイルランニングで「NEO9R」を使用するなら、通常は“ミドルパワー”で良好な視界が得られます。ゆっくりとした登りでバッテリーを節約したい時や休憩時には“ローパワー”をセレクト。下りや平地でかなり飛ばすなら“パワー”も使うかもしれませんが、使用するシーンは限られるでしょう。
前モデルと比べて、スペック上ではそれ程変わらないように見える「NEO9R」ですが、実際に使用してみると、もう前モデルには戻れないと思えるほどの視界を提供してくれます。実用性を重んじた、まじめなバージョンアップをしてくるところは、さすがLedlenserです。
【写真提供:トレイルランナーJP】
・価格:¥12,980(税込)
・本体質量:約199g(電池含)
・光束(lm):ブースト:1200 / パワー:600 / ミドルパワー:200 / ローパワー:20
・照射距離(m):ブースト:200 / パワー:120 / ミドルパワー:60 / ローパワー:5
・点灯時間(h):ブースト:- / パワー:5 / ミドルパワー:12 / ローパワー:120
・充電時間:約5.5時間
・充電池容量:5000mAh
・保護等級:IP54
・保証期間:2年間(製品登録で7年に延長)
:付属品:専用充電池、コンフォートパッド、USBケーブル(マグネットチャージャー)、チェストベルト
・カラー:全2色
※専用充電池の単体販売は5月中旬以降を予定
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