セ・リーグ新外国人「期待度ランキング」 1位は5ツールを備えた巨漢の外野手
7位:シューメーカー(巨人/投手)
メジャーではキャリアを通じてほぼ先発登板。14年には16勝4敗、防御率3.04の好成績で、ア・リーグの新人王投票ではヤンキース田中将大の5位を上回る2位に 【写真は共同】
年齢は35歳。故障も少なくない。ただ、実績はあり、2014〜16年はロサンゼルス・エンジェルスで3年続けて20試合以上に先発し、14年はリリーフを含めた136.0イニングで防御率3.04を記録した。健康を維持できれば、それを再現してもおかしくない。
6位:アンダーソン(広島/投手)
昨年はテキサス・レンジャーズの3Aで主に先発として登板し、70.2イニングで奪三振率10.95と防御率3.06を記録した。これらの数値はそれぞれ、3Aウエストで70イニング以上の25人中2位と1位に位置し、ブレイクの前兆という可能性もある。来日するメジャーリーガーのなかでは若く、開幕直前に28歳の誕生日を迎える。
5位:クリスキー(DeNA/投手)
DeNAのクローザー候補にも挙がるリリーフのスペシャリスト。三振が取れる反面、与四球が多く、制球難をどれだけ改善できるかが成否のカギか 【Getty Images】
マイナーでは通算134.2イニングで奪三振率11.90と防御率2.34。ただ、メジャーではまったくと言っていいほど結果を残せず、昨年7月には史上最多タイの1イニング4暴投(&サヨナラ犠飛)を記録した。この試合を含め、昨年はメジャーの11.1イニングと3Aの29.1イニングで計10暴投。クローザーとセットアッパーを比べると、走者なしの場面で登板することが多いクローザーのほうが適任のような気がする。
4位:スアレス(ヤクルト/投手)
サンフランシスコ・ジャイアンツから韓国のLGツインズへ移った昨年は、主に先発として115.1イニングを投げ、100イニング以上の33人中1位の防御率2.18と3位の奪三振率9.83を記録した。しかも、本塁打は4本しか打たれておらず、被本塁打率0.31も100イニング以上のベストだった。ローテーション入りは完全に確定しているわけではないが、本塁打が出やすい神宮球場をホームとするので、この点は心強い。