Jリーグ開幕特集 #Jが世界を熱くする

世界を熱くするのは誰だ? Jリーグ推進委員会 各メディアが推薦「見るべき選手たち」

スポーツナビ

松木玖生(FC東京/MF)

年末年始の高校サッカー選手権では青森山田を日本一に導いた松木。FC東京での活躍はもちろん、今年はU-21日本代表でのプレーも注目だ 【Getty Images】

GOAL
 高校1年時から青森山田高で高校サッカー選手権に出場してきた松木はこの冬、高校ナンバーワンプレーヤーとしてチームを優勝に導いた。FC東京に加入して迎える待望のプロ初シーズン。類まれなテクニックと攻撃的センスがリーグ戦で十全に発揮される瞬間も待ち遠しいが、世代別日本代表としても5月からAFC U-23アジアカップを控えている。世界をあっと驚かせ、熱狂に巻き込むため、まずは2022年が松木にとっての新たなスタート地点だ。

松岡大起(清水エスパルス/MF)

鳥栖育ちのボランチは移籍2年目ながら主軸として期待値が高い。パリ五輪世代のレギュラー格としてもさらなる成長が待たれるタレントだ 【(c)J.LEAGUE】

サッカーキング
 チームの中心として活躍していた選手は、パッと新しいチームに入っても中心選手になれる。昨夏、鳥栖から電撃加入した松岡大起の清水デビュー戦で感じたことだ(ちなみに同じことを浦和の岩尾憲と磐田の遠藤保仁でも感じた)。攻守でハードワークを続け、周囲を動かす声も大きな武器。すぐに指揮官とチームメート、そしてサポーターからの信頼を勝ち取り、今や清水に欠かせないピースとなった。今季は背番号8を継承し、副キャプテンにも就任。また史上最年少でのJ1通算100試合出場達成も射程圏内だ。名実ともに“清水の顔”として、今季さらなる飛躍が期待される。

山見大登(ガンバ大阪/FW)

関西学院大から加入した山見は昨季のうちにJデビュー済み。J1で5試合・1得点をマークしており、さらなる飛躍が待たれる 【(c)J.LEAGUE】

フットボリスタ
 近年、Jリーグで存在感を増す“大卒Jリーガー”たち。ともに1学年から12人のJリーガーを輩出した2021年の明治大学、22年の流通経済大学に代表されるように、関東の大学出身選手の活躍が目立っている。そうした中で“西”の大学出身選手として期待したいのが関西学院大学卒の山見大登。Jリーグ特別指定選手としてJリーグデビューした昨シーズンの清水戦では決勝ゴールも記録。自身が掲げる今シーズンの目標は2桁ゴール。チームメ-ートで大学の先輩でもある山本悠樹、高尾瑠との連携にも期待。

アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸/MF)

円熟した技術でサポーターを魅了する元スペイン代表のレジェンドは今季も健在。初のJ1優勝を目指すチームにおいて欠かせない存在だ 【(c)J.LEAGUE】

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 イニエスタが長く日本に腰をすえてプレーしている価値は大きい。過密日程よるコンディション面の心配はつきまとうものの、来日5シーズン目となる今季は、さらにJリーグのスタイルにも慣れ、周囲とのコンビネーションもより深まり、あの「サッカー仙人」のようなプレーを随所に見せてくれるのではないかという期待がある。ACLも含めて活躍の場が増えれば、そのまま世界へJリーグをアピールする機会になるのではないか。

酒井高徳(ヴィッセル神戸/DF)

初優勝を目指す神戸にとって、酒井の存在は必要不可欠。国内外で培った経験値はチームでも頭一つ抜けている 【(c)J.LEAGUE】

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 日本代表こそ引退したものの、ドイツで長年培ってきたインテンシティと技術をベースに、神戸の最終ラインで高いクオリティを見せている。さらにはピッチを離れると現役プレーヤーながらJリーグと海外リーグの違いについて言語化するなど、その見識は注目に値する。日本代表に名を連ねる大迫勇也、武藤嘉紀や山口蛍、槙野智章らのロシアW杯組との共闘はもちろん、アンドレス・イニエスタやセルジ・サンペールらとの連係は必見。さらには菊池流帆や小林友希ら、世界と戦うはずである次世代にも経験値を伝えていくかに注目が集まる。

宮代大聖(サガン鳥栖/FW)

Qoly
 近年躍進する川崎Fのアカデミー出身。海外組が多くなった2019年のU-20W杯出場メンバーでもある21歳は、今のJリーグで最も注目される若手ストライカーのひとりだ。21シーズンは徳島へ期限付き移籍し、チーム2位の7ゴールを記録。徳島で体の使い方が非常にうまくなり、ポゼッションを重視するチームにおいて主に2列目で起用され、ボールの受け手・出し手として攻撃を一手進める役割を担った。「川崎の大砲」を自称するシュート能力も健在。Optaによれば「昨季J1で最も枠内シュート率が高かった選手」で浦和のキャスパー・ユンカーに次ぐ2位だったという。今シーズンは川崎Fから鳥栖へ期限付き移籍。徳島時代と同じ11番を背負い、さらなる飛躍を狙う。

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