世界を熱くするのは誰だ? Jリーグ推進委員会 各メディアが推薦「見るべき選手たち」
世界的名手・イニエスタなどのベテランはもちろんA代表入りを狙う若手、パリ五輪世代のプレーからも目が離せない 【スポーツナビ】
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荒木遼太郎(鹿島アントラーズ/MF)
昨季は10得点・7アシストの活躍でベストヤングプレーヤー賞を受賞。今季は東福岡高の大先輩・本山雅志氏が付けた10番を継承した 【Getty Images】
古橋亨梧や旗手怜央、前田大然が活躍するセルティックの地元メディアが「次に獲得すべき世界のタレント」としていの一番にピックアップしたのが、この20歳のMFだ。ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が先月に更新した「推定市場価格」は、55万ユーロ(約7200万円)から95万ユーロ(約1億2400万円)に急騰。「欧州クラブからの関心も高まっていると思われる」と紹介されており、まさに世界から熱視線が送られている。期待されるのは、10得点7アシストをマークし、ベストヤングプレーヤー賞に輝いた昨季以上のパフォーマンスだ。新たに10番を受け継いだが、そんなプレッシャーは苦にもしないだろう。鹿島に5年ぶりの国内タイトルをもたらす活躍に注目だ。
Football ZONE
2021年のJリーグで最も評価を高めた選手のひとりだ。得点力とチャンスメーク力を兼ね備え、昨季リーグ戦36試合で10ゴール7アシストと結果を残した。今季から鹿島の10番を背負う20歳アタッカーは、テクニック面だけでなくメンタル面も含め、心技体すべてにおいて、さらなる成長を見せるはずだ。昨季のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞し、歴代受賞者のように日本代表でも活躍できる特大のポテンシャルを秘めている。相手チームのマークが厳しくなるなか、どんな攻防を見せるのか。海外クラブも注目を寄せるパリ五輪世代の逸材は、今季のJリーグにおいて必見の選手だ。
THE ANSWER
2021シーズンはリーグ戦36試合出場10得点を挙げる活躍で、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞。22年の年明け早々に行われた日本代表の国内合宿に初招集されるなど、今、最も注目度の高い選手である。ピッチの中では「あまり緊張しない」と語るプレースタイルで、トップ下では、いかに最短でゴールにたどり着けるかを逆算して常にプレーしている。昨季はプロ2年目とは思えない存在感を見せ、プレーでチームをけん引する姿には期待しか感じられなかった。今年1月に20歳になったばかりだが、まさにJから世界を熱くしてくれそうな選手のひとりだ。常勝軍団の背番号10から今季も目が離せない。
超ワールドサッカー
Jから世界を熱くしてくれそうな選手には、プロ3年目を迎える鹿島の10番・荒木遼太郎を挙げたい。2021シーズンは鹿島の攻撃をけん引する活躍。ワイドのポジションを任されていたなか、中央にポジションを移してから特徴が引き出され、J1で36試合に出場し10得点を記録。Jリーグのベストヤングプレーヤーに選出された。プロ2年目で結果を残した荒木は、名門復活に向けて進化を遂げているクラブにおいて、今シーズン求められる役割は大きい。昨シーズン以上のゴールに絡み、自らも数字を残せるかどうかでチームの成績は変わるだろう。エースであるFW上田綺世とのコンビで、世界を熱くさせる活躍を見せてもらいたい。
鈴木優磨(鹿島アントラーズ/FW)
鈴木はシント=トロイデンVVから古巣・鹿島に復帰。小笠原満男氏が背負った40番を受け継ぎ、どのようなプレーを見せるのだろうか 【Getty Images】
アカデミーから育った愛するクラブ・鹿島を優勝させるために帰ってきた男。それが鈴木優磨だ。主将の土居聖真や気心知れた安西幸輝、三竿健斗とともにチームを引っ張ることになる。プレーや言動から燃えたぎる炎を感じさせる彼は、クラブW杯や欧州での経験があり、世界を知る選手だ。かつて小笠原満男がそうであったように、さらに結果に対してどん欲になって欧州から帰ってきた新・背番号40。レジェンドが歩んだ歴史をなぞれるか。そのプレーぶりから目が離せない。
酒井宏樹(浦和レッズ/DF)
昨夏にマルセイユから加入した日本最高峰の右SBは衰え知らず。円熟味を増したプレーで浦和をけん引する 【(c)J.LEAGUE】
現在、日本代表で不動の右サイドバックとして活躍し、今冬に行われるカタールW杯でも日本代表をけん引するであろう酒井宏樹に注目したい。所属先の浦和は昨年から大幅にチームを刷新中で、若手も数多く含む構造改革を断行中。それだけに酒井の豊富な経験が活きるはずだ。マルセイユ時代にはあのブラジル代表FWネイマールをシャットアウト。世界基準を知る男がJリーグを熱くする。
細谷真大(柏レイソル/FW)
昨季、ネルシーニョ監督に見初められた21歳の点取り屋は伸びシロ十分。U-21代表でもエース候補として名が挙がるだけに、昨季以上の得点に期待だ 【(c)J.LEAGUE】
昨年10月、細谷は自身初の国際試合U-23アジアカップ予選のカンボジア戦でゴールを決め、試合後に言い切った。「チャンスに決めないと生き残れない」「もっとどん欲にならないといけない」。ゴールへの渇望を繰り返し口にしていた。続く香港戦でもきっちりネットを揺らし、予選突破に貢献。ストライカーとして強い印象を残した。所属する柏でも今季のブレーク候補で、今月11日のちばぎんカップでは2トップの一角で先発。スルーパスでドウグラスの決勝点をアシストした。対戦相手には同じパリ五輪世代のFW櫻川ソロモンもいたが、この日、目に見える結果を出したのは細谷の方。今年6月のU-23アジアカップでも活躍を期待したいひとりだ。