連載:プロ野球クイズ

プロ野球クイズ<歴史編> ソフトバンク編の答えと解説も掲載

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ソフトバンククイズの答え・解説

ソフトバンクに関するクイズ20問、あなたは何問分かりましたか? 【写真は共同】

【問1】1954年から80年までの現役時代、南海、ロッテ、西武の3球団に所属した球界のレジェンド・野村克也。彼は現在も4つの歴代最高記録(打撃成績)を保持している。その組み合わせで正しいのは?

1.打席、打数、犠飛、併殺打
2.打席、打数、塁打、盗塁刺
3.試合、打席、打数、塁打
4.打席、打数、塁打、犠飛

【答え】1.打席、打数、犠飛、併殺打
【解説】野村が現役時代に残した11970打席、10472打数、113犠飛、378併殺打は歴代最多記録。ちなみに、5315塁打は王貞治に次ぐ2位、3017試合は谷繁元信に次ぐ2位。

【問2】ソフトバンクの選手で最多となる12の登場曲を持つ松田宣浩。現在使用している登場曲は次のうちどれ?

1.キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』
2.嶋大輔『男の勲章』
3.B'z『Ultra soul』
4.ウルフルズ『バンザイ 〜好きでよかった〜』

【答え】3.B'z『Ultra soul』
【解説】松田が現在使用している登場曲は以下の通り。

近藤真彦『ギンギラギンにさりげなく』
B'z『Ultra soul』
関ジャニ∞『無責任ヒーロー』
関ジャニ∞『キングオブ男』
嵐『カイト』
NiziU『Step and a step』
YOASOBI『夜に駆ける』
藤井風『きらり』
少年隊『仮面舞踏会』
ビーグルクルー『熱男』
関ジャニ∞『オモイダマ』
TUBE『海の家』

【問3】1996年5月9日の近鉄対ダイエーの試合終了後、低迷するチームに対して怒りが頂点に達したファンが王貞治監督らが乗るダイエーの移動バスを囲み、生卵などを投げつける「生卵事件」が勃発した。この試合のダイエーの先発は?

1.若田部健一
2.吉田豊彦
3.武田一浩
4.吉武真太郎

【答え】2.吉田豊彦
【解説】先発の吉田はリードを守りきれず、4回途中3失点で降板。チームは2-3で敗れ、開幕からの通算成績は9勝22敗に。この試合後に「生卵事件」が勃発した。

【問4】ダイエー・ソフトバンクの黄金時代を支えた以下の選手の中で、ドラフト会議で1位指名を受けて入団したのは?

1.井口忠仁
2.小久保裕紀
3.川崎宗則
4.松中信彦

【答え】1.井口忠仁
【解説】井口忠仁(現・資仁)は1996年、逆指名の上でダイエーから1位指名を受けて入団。松中は同年2位指名、小久保は93年2位指名、川崎は99年4位指名だった。

【問5】昨年のドラフト会議、ソフトバンクは育成ドラフト史上最多となる14名を指名した。では、歴代2位はいつ、どの球団?

1.2020年のソフトバンク
2.2020年の巨人
3.2019年のオリックス
4.2008年のロッテ

【答え】2.2020年の巨人
【解説】2020年のドラフト会議で巨人は12名の育成選手を指名した。ちなみに、08年のロッテと19年のオリックスはそれぞれ8名の育成選手を指名し、これはいずれも両チームで最多。

【問6】MLBで本塁打王、打点王を獲得し、鳴り物入りでダイエーに入団するも、シーズン中に2度の無断帰国で解雇。年俸の支払いをめぐって裁判沙汰にもなったトラブルメーカーといえば?

【答え】ケビン・ミッチェル
【解説】サンフランシスコ・ジャイアンツ時代の1989年に本塁打王、打点王の二冠に輝いた大物外国人選手・ミッチェルは、無断欠勤と行方不明の常習で、トラブルメーカーとしても知られていた。95年にダイエーに入団し、初打席で満塁本塁打を放ち、華々しいデビューを飾るも、5月26日に無断帰国。7月21日に再来日を果たすも、8月にシーズン2度目の無断帰国で解雇。年俸の支払いをめぐって裁判にもなった。

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【問7】1999年の日本シリーズ、王貞治監督率いるダイエーが中日を4勝1敗で下し、前身の南海時代以来35年ぶりの日本一に輝いた。このシリーズの胴上げ投手は?

1.工藤公康
2.篠原貴行
3.吉田修司
4.ロドニー・ペドラザ

【答え】4.ロドニー・ペドラザ
【解説】1999年から2002年までダイエーに在籍したペドラザは、00年、01年と2年連続で最優秀救援投手のタイトルを獲得。4年間で117セーブを挙げた。

【問8】前身の南海、ダイエー時代を含め、ホークス最後の生え抜き監督は?

【答え】杉浦忠
【解説】ホークス生え抜きの監督は、1986年から89年まで監督を務めた杉浦が最後になる。今シーズンから監督を務める藤本博史はホークス出身だが、現役最終年の98年にオリックスにトレードされている。杉浦以降のホークスの監督は、以下の通り(※カッコ内は現役時代の在籍球団)。

1990〜92年 田淵幸一(阪神、西武)
93〜94年 根本陸夫(近鉄)
95〜2008年 王貞治(巨人)
09〜14年 秋山幸二(西武、ダイエー)
15〜21年 工藤公康(西武、ダイエー、巨人、横浜、西武)
22年〜 藤本博史(南海・ダイエー、オリックス)

【問9】2リーグ制後、パ・リーグ最多となる12人の最多勝利投手を輩出しているソフトバンク。この中で、最多勝のタイトルを2回獲得した選手が3人いる。正しい組み合わせは?

1.杉浦忠、デニス・ホールトン、杉内俊哉
2.山内和宏、斉藤和巳、摂津正
3.宅和本司、斉藤和巳、和田毅
4.皆川睦雄、杉内俊哉、和田毅

【答え】3.宅和本司、斉藤和巳、和田毅
【解説】宅和は1954年に26勝、55年に24勝。斉藤は2003年に20勝、06年に18勝。和田は10年に17勝、16年に15勝を挙げ、最多勝を獲得している。

【問10】東浜巨が始祖とされ、山崎康晃(DeNA)、九里亜蓮、薮田和樹(ともに広島)、高橋遥人(阪神)ら、亜細亜大出身者に脈々と受け継がれている変化球の通称は?

【答え】亜細亜ボール(亜大ツーシーム)
【解説】亜細亜ボールの正体は、ツーシーム系の落ちるボール。東浜が亜細亜大時代、寮で同部屋だった山崎、九里、薮田に教えたことが始まりとされている。ただ、東浜本人は「シンカー」と呼んでいる。

【問11】ふくよかな体型が水島新司の漫画『ドカベン』の捕手・山田太郎に似ていることから、「ドカベン」と呼ばれた香川伸行。現役時代の香川の公称体重は?(※公称身長は170センチ)

1.「88キロ」
2.「96キロ」
3.「104キロ」
4.「112キロ」

【答え】2.「96キロ」
【解説】香川は浪商高時代に牛島和彦とのバッテリーで話題になり、1980年ドラフト2位で南海に入団。1年目から初打席で初本塁打を放つなど打撃面に定評があったが、晩年はダイエットとの戦いを強いられ、ダイエー初年度の89年限りで現役を退いている。

【問12】前身の南海、ダイエー時代を含め、ソフトバンクには永久欠番はないが、準永久欠番扱いの背番号は2つある。その背番号は?

1.野村克也「19」と王貞治「89」
2.広瀬叔功「12」と鶴岡一人「30」
3.藤井将雄「15」と王貞治「89」
4.野村克也「19」と杉浦忠「21」

【答え】3.藤井将雄「15」と王貞治「89」
【解説】藤井は1995年から2000年までダイエーに在籍。「炎の中継ぎ」と呼ばれ、99年の日本一に貢献するも、2000年に肺がんのため31歳の若さで死去。王貞治は95年から08年まで監督を務め、強豪ホークスの礎を築いた。藤井が背負った「15」は00年以降、王が背負った「89」は08年以降、欠番状態になっている。

【問13】「甲斐キャノン」でおなじみの甲斐拓也。彼がソフトバンクの正捕手となった2017年以降、盗塁阻止率のシーズン記録で彼を上回ったことがある選手は次の中にいる?

1.若月健矢
2.森友哉
3.嶋基宏
4.一人もいない

【答え】1.若月健矢
【解説】甲斐が正捕手になった17年以降で、パ・リーグで彼の盗塁阻止率を上回ったことがある選手は、17年の田村龍弘(.337)、炭谷銀仁?(.327)、19年の若月健矢(.371)、田村(.347)、清水優心(.345)、20年の太田光(.333)。

【問14】歴代最高のチーム打率は、2003年にダイエーがマークした.297。「ダイハード打線」と呼ばれたこの年のダイエー打線が唯一、パ・リーグトップになれなかった打撃成績は?

1.盗塁
2.打点
3.本塁打
4.得点

【答え】3.本塁打
【解説】2003年のチーム本塁打数のトップは西武の191本。2位は近鉄の187本、3位はオリックスの174本で、ダイエーは4位(154本)だった。

【問15】昨年10月21日のソフトバンク対日本ハムは、2013年に首位打者に輝いた長谷川勇也の引退試合となった。チームのCS進出がかかる大事な場面で回った最終打席、執念のヘッドスライディングを見せるも凡退した長谷川の直後の打席で、2ランホームランを打った選手は?

1.アルフレド・デスパイネ
2.栗原陵矢
3.今宮健太
4.甲斐拓也

【答え】4.甲斐拓也
【解説】長谷川が現役最終打席で見せた執念のヘッドスライディングは実らなかったが、次打者の甲斐が劇的な2ランホームランを打って、長谷川の思いに応えた。

【問16】打率3割以上、本塁打30本以上、盗塁30個以上をマークする「トリプルスリー」は、セ・パ合わせて10人(12度)しか達成者がいない大記録だ。史上初となるセ・パ同時に達成者が出た、2015年の柳田悠岐&山田哲人の前にあたる、02年に達成した選手は?

1.松井稼頭央
2.金本知憲
3.青木宣親
4.小笠原道大

【答え】1.松井稼頭央
【解説】金本は広島時代の2000年にトリプルスリーを達成。同年の小笠原は打率と本塁打はクリアするも、盗塁が6足りなかった。柳田は18年に本塁打36本、打率.352をマークするも21盗塁で、2度目の達成はならなかった。

【問17】2020年の日本シリーズ、巨人対ソフトバンクは、失点・自責点を記録したソフトバンクの投手が3人しかいなかった。このシリーズで最も多くの失点・自責点を記録したソフトバンクの投手は?

1.和田毅
2.石川柊太
3.森唯斗
4.高橋礼

【答え】2.石川柊太
【解説】石川の失点・自責点2が最多だった。和田、森は失点・自責点ともに1、高橋は失点・自責点ともに0だった。

【問18】ソフトバンクの球団マスコット・ハリーホークは何歳?

【答え】23歳
【解説】ハリーホークは前マスコット・ホーマーホークの末第で、ホーク一世から数えて7代目にあたる。身長は180センチ、体重は80キロ。4月10日生まれの23歳。好きなものはアイスクリームとポップコーン。泳げないらしい。

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【問19】1947年に創設された沢村賞の初受賞者となった南海、巨人のレジェンド・別所毅彦(南海時代は別所昭)。彼はアンタッチャブルレコードと化したであろう、シーズンあたりの歴代最高記録を保持している。それは何?

1.完投
2.完封
3.投球回
4.勝利

【答え】1.完投
【解説】1947年の別所は完投47、完封7、投球回448回1/3、30勝19敗、奪三振191、防御率1.86で沢村賞を受賞した。完投47はシーズンあたりの歴代最高記録。もう破られることはないだろう。ちなみに、シーズンあたりの投球回は林安夫(1942年)の541回1/3が歴代最高記録。こちらも、もう破られることはないだろう。

【問20】令和初のノーヒットノーラン達成者となった千賀滉大。これはパ・リーグ通算何人目の記録?

1.29人目
2.39人目
3.49人目
4.59人目

【答え】1.29人目
【解説】千賀は令和元年(2019年)9月6日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成。パ・リーグ29人目、通算91度目の“ノーノー”は令和初の快挙だった。ちなみに、セ・リーグで令和初のノーヒットノーランは、中日・大野雄大が千賀からわずか8日後に成し遂げている。
(企画構成:株式会社スリーライト)

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