ファンが選ぶ「2021年最も印象に残った野球ニュース」 ランキングトップ10を一挙紹介!

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3位:新庄ビッグボス誕生、日本ハム新監督に就任

この男の登場に多くの日本人が度肝を抜かれた。“新庄劇場”の幕開けとなった 【写真は共同】

 オフの話題を一気にさらったのが“新庄ビッグボス”だった。日本ハム・栗山英樹監督の後任人事が注目されていた中、10月29日に球団が新庄剛志氏の監督就任を正式に発表。6日後に行われた就任会見では、ワインレッドのスーツから高さ10センチの巨大な襟を立たせたド派手な姿で登場し、「これからは顔を変えずにチームを変えていきたい」、「僕がプロ野球を変えていきたい」、「優勝なんか一切目指しません」などの“新庄節”を次々さく裂させ、「監督って呼ばないでほしい。『ビッグボス』でお願いします!」と高らかに宣言した。会見は民放地上波でも生放送され、SNS上などでもまたたく間に「新庄ビッグボス」が拡散されることになった。

2位:侍ジャパン、東京五輪で悲願の金メダル

稲葉篤紀監督に率いられた侍ジャパンが悲願の五輪金メダル獲得!多くの野球ファンが歓喜に酔いしれた 【写真は共同】

 悲願成就だった。一時は開催も危ぶまれた今夏の東京五輪。「野球」競技は08年の北京大会以来の復活となった。チームを率いたのは稲葉篤紀監督。7月28日の初戦でドミニカ共和国を逆転サヨナラで下した後、メキシコ、アメリカ、韓国に勝利して決勝進出を果たすと、アメリカとの再戦となった8月7日の決勝戦でも緊迫した展開の中で村上宗隆の先制ソロと吉田正尚のタイムリーで奪った2点を、先発・森下暢仁から計5投手の継投で守り切り、2対0の勝利。日本が、正式競技採用後では初となる金メダルを獲得した。全5試合に出場して打率.350、1本塁打、7打点、3盗塁をマークした山田哲人が大会MVPを受賞。山本由伸、甲斐拓也、坂本勇人が大会ベストナインに選出された。

1位:大谷翔平、満票でア・リーグMVP

2021年の「顔」は間違いなく、大谷翔平だった。来年はどのようなプレーで我々を驚かせてくれるのだろうか 【Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images】

 21年の象徴は、やはりこの男だ。MLBの最優秀選手(MVP)が現地時間11月18日(日本時間19日)に発表され、ア・リーグでエンゼルス所属の大谷翔平投手が1位票30の420ポイントを獲得。日本人としては01年のイチロー以来2人目のMVP受賞。そしてMLB史上19人目の“満票受賞”となった。今季の成績は、打者として155試合に出場して打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、投手としては23試合に先発して9勝2敗、156奪三振、防御率3.18。MLB挑戦4年目、27歳でのMVP“満票受賞”に「(満票は)ちょっとびっくりしたというか、良かったなという気持ち」、「また来年頑張ろうという気持ちに、さらになった」と話し、来季以降のさらなる活躍を誓った。
 ※ランキング11位から20位はこちらの動画(25:00ごろ〜)で紹介中。

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 次回は1月14日、ゲストは山本昌(元・中日)と来季からDeNAの1軍野手総合コーチを務める石井琢朗が出演予定。

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