【YouTube企画】ピッチングニンジャ 日本人投手を分析

千賀滉大の “お化けフォーク”は世界屈指 ピッチングニンジャが消える魔球を分析

丹羽政善
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速球と“お化けフォーク”を織り交ぜたピッチングで、千賀滉大がメジャーを席巻する日は来るのか!? 【写真は共同】

 今年は故障で出遅れ、さらには左足首靭帯損傷という大ケガで、長期離脱を余儀なくされた千賀滉大(ソフトバンク)。それでも10月19日現在、9勝を挙げ、防御率は2.52と非凡な数字を残している。

 彼の名は、すでにメジャー球界にとどろき、どの球団も調査を終え、移籍が決まれば、いつでも動き出せる状態。当然、争奪戦となることが確実視される。

 ピッチングニンジャも以前から注目し、「今すぐにでも、間違いなくメジャーで通用する。早く見てみたい」と待ち遠しいそうだ。そのときはいつ、やってくるのか。

“お化けフォーク”の特徴はジャイロ回転

「メジャーリーグのスカウトなら、誰もが彼の名前を知っている」とピッチングニンジャ。

 千賀への興味はかなり前からで、鮮烈だったのはやはり「2017年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でのピッチング」だったという。

「米国代表の打撃陣は、オールスタークラスがそろっていた。千賀はその彼らを翻弄(ほんろう)し、多くのファンが衝撃を受けた。ドライブラインのカイル・ボディら、トレーニング施設の指導者らも、目を丸くしていた」

 あのとき圧巻だったのがフォーク。ピッチングニンジャは、「世界でもベストピッチのひとつ」と評価する。

「“お化けフォーク”なんて、ネーミングもいい。私は“ゴーストフォーク”と訳したけど、千賀の代名詞として、こちらでも認識されている」

 そのフォークについては、こんな特徴があるそうだ。

ピッチングニンジャ作成「オーバーレイ動画」はアプリで見ることができます。

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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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