【YouTube企画】ピッチングニンジャ 日本人投手を分析

宮城大弥の魅力は独特のアームアングル ピッチングニンジャ「実にスマート」

丹羽政善
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プロ2年目の今季は先発ローテーションの一角として活躍。伸びのある直球と切れのある変化球を武器に12勝をマークしている 【写真は共同】

 9月は勝ち星がなかったが、10月1日のソフトバンク戦で12勝目をマークした宮城大弥(オリックス)。山本由伸とともに、チームの快進撃を支える。

 新人王争いでは、日本ハムの伊藤大海を一歩リード。決して体格に恵まれているわけではない。絶対的な決め球があるわけでも、パワーで抑え込むタイプでもない。しかし、抜群の制球力があり、緩急とフォームにより、相手のタイミングを交わす術に長ける。

 メジャーでも通用するかどうか評価は割れそうだが、ピッチングニンジャは「実にスマートな投手」と評した。

左打者はスライダーで錯覚に陥るのでは

 メジャーリーグには、球が速くなくても、特別な決め球がなくても、打ちにくいという投手がいる。例えば、大谷翔平(エンゼルス)の元チームメートで、調子が良いときのアンドリュー・ヒーニー(ヤンキース)がそうだった。マリナーズのマルコ・ゴンザレスもそんな投手だ。

 決して力でねじ伏せるタイプではないが、制球力があり、緩急をつけながら、巧みに相手のバランスを崩す。また、球の質というより、独特のアームアングルが、打者を翻弄(ほんろう)する。宮城の映像を見て、ピッチングニンジャは、そんな感想を漏らした。

「多分、ファンにしてみれば、なぜ打てないんだ? と思うかもしれない。しかし、打席に立ってみないと、宮城の本当の良さは分からないのではないか」

 あえて映像で判断できるところで良さを評価してもらうと、やはりまず、腕の角度を理由に挙げた。

「このアームアングルからのスライダーは、打ちにくいと思う。見慣れないところからボールが出てきて、スライダーそのものにキレもある。そこが彼の最大の長所ではないか」

 さらに映像を見ながら、左打者へのスライダーが、「実に効果的」と指摘。「このスライダーなんて、左打者は背中から来るような錯覚に陥るんじゃないか」と唸った。

ピッチングニンジャ作成「オーバーレイ動画」はアプリで見ることができます。
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著者プロフィール

丹羽政善

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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