【YouTube企画】ピッチングニンジャ 日本人投手を分析

山本由伸は今すぐメジャーで通用する ピッチングニンジャも驚く革命的カーブ

丹羽政善
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17勝5敗(10月18日時点)で14連勝中の山本由伸。沢村賞に最も近い存在でMVP受賞も射程圏内にとらえている 【写真は共同】

 今季、沢村賞だけでなく、リーグMVPの可能性もある山本由伸(オリックス)。10月2日のソフトバンク戦では今季3度目の完封勝利を飾り、さらに9日のソフトバンク戦でも勝利投手となって自身14連勝。今季の勝敗を17勝5敗、防御率1.46として、オリックス快進撃の原動力となっている。

 東京五輪では、日本代表の金メダル獲得にも貢献した山本は今、ピッチングニンジャが最も注目している日本人投手だという。

あんなカーブは見たことがない

 昨年ぐらいから、米投球分析家の間で「YAMAMOTOの名前が話題に挙がるようになった」とピッチンニンジャ。当然、評価そのものも高まっていて、「今すぐ、メジャーに来ても通用するのではないか」とさえ言う。

 なぜ、専門家らの間で山本の名が取り沙汰され、彼らを魅了しているのか。その理由を問うと、「ひとつは縦に割れるカーブ」とのこと。「まるでヨーヨーでも投げているかのよう」とも形容したが、五輪で投げているときの映像をツィートすると、「あんなカーブは見たことがない」という反応が数多く寄せられたそうだ。

 そのカーブの特徴については、「グリップとリリース」とピッチンニンジャは指摘する。

「メジャーには、あんなふうに親指を使ってカーブを投げる投手はいない」

 ピッチングニンジャの記憶によれば、ドジャースのレジェンドであり、1963年にはドジャースをワールドシリーズ制覇に導くだけでなく、サイ・ヤング賞とリーグMVPを同時受賞したサンディ・コーファックスが、カーブの極意についてこう話したことがあるという。

「カーブを投げるとき、親指は使わない。中指でボールに回転をかける」

 コーファックスにとってカーブは、彼の代名詞とも言えるほどの球種。よってその後、その投げ方を多くの投手が真似、ひとつの流れを作った。

山本由伸の速球/カーブ 赤:速球/緑:カーブ

ピッチングニンジャ解説 
「速球(赤)とカーブ(緑)のオーバーレイだが、高めの速球の場合、途中まで軌道は同じ。おそらく偽装を意識しているのだろう。カーブにも注目してほしい。リリースを見ると、親指で回転をかけているように見える。山本のカーブが特別な軌道を描き、大きく曲がり落ちる要因だ」

ピッチングニンジャ作成「オーバーレイ動画」の続きはアプリで見ることができます。
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著者プロフィール

丹羽政善

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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