野村、古田の名捕手2人よりすごい記録 アスリートトークスタジアム VOL.3
若手ナンバーワンを決める“最後の大会”での優勝
五十嵐 きっともっと(他にすごい記録が)ありますよね(笑)。
DJケチャップ 間違いない(笑)。
里崎 でも、1000回ってすごいじゃないですか!
五十嵐 それって、でもあれでしょ。幼稚園の中でダントツトップだったということですよね?
篠崎 そうなんですよね。なんかこう、僕も記憶にすごく残っていて。周りの大人たちが困りだして、(縄に)ひっかからないから。
DJケチャップ 僕もそうなんですよ。今のトークの内容に全然ひっかからなくて困ってます(笑)。
里崎 でも、1人で1000回ですよね?
DJケチャップ いやいや、乗ってくんなや!(笑)。ほかにもあるでしょ、ボートレースで考えましょうか、篠崎さん。
篠崎 思いつきました。ちゃんとボートに関係するというか、ボートのことなんですけど。
DJケチャップ ここで違う縄跳び大会の話をされても困りますから(笑)。
篠崎 デビューしてから、僕13年ぐらいになるんですけど。6年未満の若手のナンバーワンを決める大会(『新鋭王座決定戦競走』)というのがありまして。6年目に出場したときに、その大会がもう今年でなくなりますという大会だったんですよ(現在は『ヤングダービー』に名称変更)。その大きなG1レースで最後に僕、優勝させてもらったので。後悔しても二度と走れないレースを、最後に優勝できたのは記憶に残るかなと思います。
篠崎 それを言えって言われたんすよ。縄跳び大会の(記録を)。いっぱい出したんですけど案は。
五十嵐 数字を出さなきゃいけないから。
篠崎 あー、そういうことですね(笑)。
思い出に残る、秋山監督への感謝の気持ち
五十嵐 30代半ばですよ、ソフトバンクにいるときだったから、2014年かなあ。その年、優勝したんですけど、僕は4連続四球を出しているんですよ。その『4』という数字が僕の頭から離れなくて。
なんで記憶に残っているかというと、結構そのシーズン調子良かったんですよ。たぶん50試合ぐらい投げていたんですけど、防御率も1点台前半とか0点台だったんですよ。明らかにフォアボールを1つ2つ出している時点で、ベンチサイドからしたら「こいつ今日はもうダメだな」という雰囲気が出ているんですよ。でも、秋山さん(当時の秋山幸二監督)が僕を変えなかったっていうのは、僕が投げている姿を見て「まだいける」というのを僕が出していたから、「俺は変えなかった」って言ってくれたんですよ。
そのフォアボールでダメになることもそうですけど、それを乗り切ったことで次につながるんじゃないかというところまで見てくれていて。もちろん、チームとしては勝たなければならないんですけれど、そうじゃないところの僕を見てくれたりとか、その先につながる何かを期待してくれたというところへの感謝の気持ちがすごく強くて。結果そのまま優勝したし、僕の中でキャリアハイだったんですよ、そのシーズンの成績は。すごい思い出も残るし、よくない成績ではあるんだけど、僕の中ではプラスになるいい思い出というのが連続四球ですね。