富樫勇樹「2年前のチームの方が上かも」 それでもジェッツが優勝したワケは?
最終回
これまで2度、コートサイドで見つめていた歓喜の瞬間。遂に富樫がトロフィーを掲げた 【(C)B.LEAGUE】
逆境を乗り越えながら強くなっていったチーム
「めちゃくちゃうれしいです。と同時に今、すごくホッとしています」。過去2度ファイナルの舞台に立ちながらつかみきれなかった王者の座。大会後の富樫の言葉には、その“3度”を経験した者の正直な気持ちが表れていたように思う。が、それが“3度目の正直”へのプレッシャーになったか?と聞けば「それはないです」とキッパリ答えた。
「今回のファイナルに向けての自信はすごくあったしブレッシャーはなかったです。1勝1敗で迎えた第3戦もいつもどおりというか、特別気負うようなことはありませんでした」
チームの完成度だけ見れば「2年前のチームの方が上だったかもしれない」と言う。
「でも、今年はチームからコロナの陽性者が出たことで試合も練習もできなくなったり、(試合が)再開してすぐ3連敗したりといろいろ大変なことがあった中で、チームがよりまとまっていった気がするんですね。いい意味での危機感やそれに伴う闘争心が生まれて、いい方向に進んでいくのを感じました」
つまりは幾多の厳しい状況が逆にチームを一つにしていったということだろう。同様のことはこのファイナルでも言えた。たとえば第3クォーターの残り6分14秒、千葉3点ビハインド(41-38)の場面で富樫が犯した3つ目のファウル。宇都宮のエース比江島が速攻に持ち込むのを制したいわば『覚悟のファウル』だったが、後に富樫はこう述べている。
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