平成唯一の三冠王・松中信彦が注目! 佐藤輝明に見る「令和の三冠王」の可能性
近畿大からドラフト1位で阪神に入団した佐藤。新人らしからぬパワーで結果を残し、松中氏も大きな期待を寄せている。 【写真は共同】
飛ばす能力がずば抜けている佐藤輝明
井口資仁監督から請われるかたちでロッテ春季キャンプ、オープン戦で臨時打撃コーチを務めた松中信彦。続投となり、現在は定期的に若手の指導にあたる。 【撮影:スリーライト】
今年はロッテで臨時コーチを務めている関係で、正直セ・リーグを見る機会がどうしても少ないのですが、それでも阪神の佐藤輝明選手には注目しています。僕と同じ左打者ですから、やはり目がいきます。見ていてワクワク感があるし、プロ1年目からあれだけ飛ばせる長距離砲が出てきたのは、久しぶりですよね。
――ドラフト制後の新人では最速となる33試合目(5月7日、DeNA戦)で10号本塁打を放ちました。チームに欠かせない存在になっていますね。
飛ばす能力がずば抜けていると思います。打点もしっかり稼いでいます。即戦力と期待されての入団だったとはいえ、1年目からこれだけの成績を残せるのはすごいとしか言いようがありません。阪神が好調なのも佐藤選手がいい影響を与えているからだと思います。
――佐藤選手は内角攻めに苦労するのではと言われた時期もありました。
佐藤選手のスイングの特徴は、柳田悠岐選手(ソフトバンク)や大谷翔平選手(エンゼルス)のように下からボールを運ぶというか、「V字型」のような軌道を描きます。バットが下から出やすい分だけ、内角はウイークポイントになるし、当然相手バッテリーは速球でそこを攻めてくると思います。逆に手が伸びる外角には強いし長打になりやすい。
――現役時代の松中さんは「内角打ち」の第一人者でした。どうすれば内角をうまくさばけるのでしょうか?
佐藤選手と僕では根本的に打ち方が違います。
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