ファンが投票! スポナビ的新人王レース・中間発表

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 スポーツナビでユーザー投票を実施した「スポナビ的新人王レース・中間発表」。本家と異なり、各リーグ投手・野手の2部門に分けて投票が行われた。3万人を超えるプロ野球ファンが選んだ現時点の新人王は? 今回はセ・リーグ野手のランキングを発表します!

※ランキング上位と総評コラムはスポーツナビアプリでご覧いただけます

ランキング

順位 選手名 所属 得票率
1 佐藤 輝明 阪神 83.11%
2 牧 秀悟 DeNA 11.58%
3 根尾 昂 中日 1.48%
4 中野 拓夢 阪神 1.43%
5 羽月 隆太郎 広島 0.64%
6 中村 奨成 広島 0.48%
7 湯浅 大 巨人 0.18%
8 元山 飛優 ヤクルト 0.12%
9 林 晃汰 広島 0.12%
10 岸田 行倫 巨人 0.11%

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解説

83.11%の得票率で断トツとなった阪神の佐藤輝明。本塁打王争いにも名乗りを上げている。【写真は共同】

 近年稀に見る新人・若手選手の当たり年となった今シーズンのプロ野球。スポーツナビ野球編集部はこのブームに便乗して(?)、【スポナビ的新人王】の中間投票を実施。本稿では【セ・リーグ野手部門】の結果をカウントダウン形式で紹介する。(以下、「」はファンから寄せられたコメント)

 セ・リーグ野手部門は投手部門以上に、1位の選手に票が集中した。野球ファンの皆様はすでに察しが付いているであろうが、ドラフト前から話題を集めた“あのスラッガー”が、豪快な一発を量産し続けているからだ。しかもチームは首位を独走。当然の結果だろう。

 5位(得票率0.64%)は広島・羽月隆太郎。規定打席未到達ながら打率.315、チームトップとなる6盗塁をマーク。ファンも「打率3割&チームのムードをよくしているから」と、プロ2年目のハッスルボーイに温かい。楳図かずお先生の漫画『まことちゃん』風カットが、昭和世代には懐かしい。

 4位(1.43%)の阪神・中野拓夢は社会人出身のルーキー。4月上旬にレギュラーに定着し、内野の要・遊撃を守る。6月10日終了時点の成績は、打率.298、リーグトップタイの12盗塁(盗塁成功率1.000)。「佐藤に目がいくが、タイガースの内野を安定させ、コンスタントに打てている中野が現在1位の一番の要因だと思う」と、ファンは中野の貢献をしっかり評価している。

 3位(1.48%)は「初ホームランが満塁ホームラン。持ってる男、根尾昂」。本職は遊撃だが今季は主に右翼に入り、再三好守備を見せている。「根尾選手が打点を挙げると、チームが勝つから」「根尾が出れば、ファンがワクワクする! 若いのに礼儀がちゃんとしている!」と、ファンは絶賛する。

 得票率11.58%で2位になったのは、大卒ルーキー・牧秀悟(横浜DeNA)。開幕からチームの主戦力として、まるで何年も前からチームにいたかのような存在感を見せている。6月10日時点で打率.295(リーグ7位)、本塁打11(同7位タイ)、打点34(同6位)と、成績も堂々たるものだ。

 横浜DeNAは交流戦で首位を走るも、開幕から続いた連敗などが響いて、現在リーグは最下位。「阪神は首位のチーム。話題も沢山あるでしょ。横浜なんて、なん~も良い話がない。牧一人奮闘してる。皆さんそこを汲んでください」とのコメントに哀愁が漂う。

 1位は83.11%の得票率で、佐藤輝明(阪神)の圧勝となった。交流戦に入ってからも勢いは止まらず、交流戦新人本塁打新記録の5本をマーク(6月11日現在)。リーグ3位の15本塁打を放ち、新人王どころか本塁打王争いにも名乗りを上げている。

「チーム1位の要因でもありますし。あの圧倒的なインパクトとワクワク感はすごすぎる」
「先日(5月28日の西武戦)の1試合3本塁打が物語っていますが、佐藤選手のカリスマっぷりが飛びぬけているので」
「巨人ファンだが、佐藤の打席が楽しみ」

 と、他球団のファンからも支持されている。新人王と本塁打王の二冠達成なるか。阪神ファンならずとも目が離せない。

(文:前田恵、企画構成:スリーライト、成績はすべて6月10日終了時点)

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