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CS開幕!Bリーグ最新パワーランキング
“独自指標”で1位に輝いたクラブは?

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チャンピオンシップを勝ち抜いて、栄光を勝ち取るクラブはどこになるのだろうか
チャンピオンシップを勝ち抜いて、栄光を勝ち取るクラブはどこになるのだろうか【(C)B.LEAGUE】

「チャンピオンシップに入って勢いを増したクラブが、順位が上のクラブに勝利」という下克上はこれまでのチャンピオンシップにおいて何度も見られたこと。シーズンを通しての勝ち負けで決められる順位にケチを付けるわけではないが、やはり勝ち負けだけではわからないランキングがあるはず。そこで、バスケットボールコメンテーターの井口基史氏に、オリジナルのランキングを作成してもらった。そこで見えてきた各クラブの現在地をお知らせしたい。

順位表ではわからない、現状の強さを様々なデータからランキング

 コロナ禍の中、緊急事態などを乗り越え、無事に順位決定までたどりつけたことは、リーグや各クラブ、レフェリークルー、オフィシャルクルーによるコロナ対策はもちろんのこと、関係者の尽力やファン・ブースターによる協力なくしてはありえなかったことで、リーグにまつわる皆さんには改めて感謝したいです。


 今回はチャンピオンシップ(以下CS)進出クラブの決定を受けて、各クラブの現在地をみんなで確認してみようと、おそらく日本バスケットボール界では初めての試みとなる「オリジナルパワーランキング」をお届けしたいと思います。まずパワーランキングとは何ぞやという事で、下記のリンクにあるFIBA(国際バスケットボール連盟)が大きな国際大会前に更新してくれるパワーランキングをご覧ください。

 コチラはFIBA独自のデータ指標による各国際大会のグレード、得失点差、ホームでの勝敗、対戦相手が持つランキングなどをもとに、定められた獲得ポイントから算出されています。例えば対戦がまだない大陸間のチームを比較する際に、ファンが大会前にマイチームの現在地を楽しむために提供されているパワーランキングです。


 まず私自身が、中継で解説担当する際に、頭に入れているデータもご紹介しておきたいと思います。


1.現在勝率

2.シーズン対戦成績

3.平均得点

4.平均失点

5.3pt%

6.平均トータルリバウント数

7.平均アシスト数

8.平均スティール数

9.平均ターンオーバー数

10.平均ファール数

11.平均被ファール数

12.平均観客数


 これらの個別データを整理しつつ、全体では過去5シーズンの各クラブスタッツの比較と、各選手の今シーズンの平均スタッツを、どんなに忙しい時でもここまでは準備し、中継でコメントとして触れることは少ないと思いますが、理解している前提で臨むようにしています。

 その他のデータとしては1試合の攻撃速度を表す「PACE」。100回攻撃した時の得点・失点数を示す「オフェンシブレーティング」「ディフェンシブレーティング」などもありますが、頭の中で理解しつつも、中継試合の中で触れるには“時間も限られている&ちょっと細かすぎるかなぁ&目の前のプレーを優先した方が良いのでは”という自分なりの考えで、ほとんど触れることはありません。ただ分かったうえでコメントすると、しないは大違いですので、なるだけコーチや選手たちが普段見えない取り組みも理解する努力をしているつもりです。


 プレシーズンゲームなど勝敗の影響が少ないゲームなどでは、今後どんどん紹介してもいいかもしれませんね。ただアメリカのESPNのような、データサイトがないと楽しめない部分でもあるので、これからのBリーグの発展テーマであれば良いと思っています。このほかにもたくさんのデータがありますが、ハマりすぎると帰ってこられない沼でもありますので、皆さんは目の前のゲームとマイクラブの応援に集中! よろしくお願いいたします……。

井口式パワーランキング採用スタッツ・データ

1.勝率:レギュラーシーズンの戦績を評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/試合数・対戦回数の差があるが、将来的な解消を期待

2.平均得点:チームのディフェンス力を評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/純粋なチームの特徴を比較したい

3.平均失点:チームのオフェンス力を評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/純粋なチームの特徴を比較したい

4.ベンチスコア:ここ一番で頼りになる選手をベンチから探る指標として評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/スターター以外の選手への注目度も高めたい

5.ホーム勝率:チャンピオンシップ・ホーム開催のアドバンテージの指標として評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/ホームゲームの価値をもっと大事にしていきたい期待感

6.平均観客数:ホームコートアドバンテージの影響を計る指標として評価/1位=20ポイント〜20位=1ポイント/ホームコートアドバンテージはあるという価値観を広めたい

7.月間MVPノミネート:大一番でファイヤーする可能性がある選手を探す指標として評価/1回=3ポイント(4月未発表)/将来は週間MVP新設を目指し今後評価があがる賞

 初めての試みですので、公式発表されているデータであり、かつ難しすぎずなじみのあるデータを上記のように抽出させて頂きました。Bリーグではすでに直接対決があり、ファンが気軽にチェックできる公表されているデータもあるなかで、パワーランキングがなじむのか? という、『スタッツを詳しく楽しむ軍団の皆さま』からは、さまざまなご意見があるだろうということは理解しつつも、成長過程のBリーグを楽しむには、いろいろなことにトライし続ける姿勢も大事だということで、これをきっかけに、よりデータを楽しめる文化も一緒に共有したく、温かい目線で見守っていただければ幸いでございます! 当然、対戦回数のバラつき、コロナによる観客制限、試合数の違いなどツッコミどころはありますが、これからみんなでつくる「パワーランキング」とご理解いただければと思います。全20クラブのランキング表もコラムの最後に掲載しております。

1位:千葉ジェッツ 114ポイント

悲願のリーグ制覇を目指す千葉ジェッツ
悲願のリーグ制覇を目指す千葉ジェッツ【(C)B.LEAGUE】

 勝率平均得点ホーム勝率平均観客数で2位を獲得した千葉が1位となりました。かつてBリーグファイナルで2度A東京に敗れた歴史から見ても、タイトルへの渇望が数字にも表れたと取るべきか。すべての指標でCS圏外の数字はなく、なるほど! バランスも素晴らしく、CSホーム開催となれば船橋アリーナで2勝をもぎとるには、各チームにとっては大きなチャレンジになるだろうと予想されます。またデータはありませんが、クラッチタイムスコア(試合時間残り5分以下/5点以下の点差)の中での富樫勇樹選手の危険度は、ジェッツブースターにはたまらないが、他チームは凍りつくほど嫌な思いをしてきたこと。そこでのデータを抽出できる世の中になれば、ジェッツのパワーランキングの数字はもっと伸びる可能性があると思います。しかし千葉ジェッツ! やるなー!!

井口基史(構成:バスケットボールキング編集部)

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