2シーズンぶりの開催となるチャンピオンシップ（CS）がいよいよ目前に迫ってきた。CS座談会の前編ではレギュラーシーズンの振り返り、CSの注目選手について語ったが、後編では優勝予想をしてもらった。

――それでは最後に優勝候補を選んでもらいたいと思います。

こにわ　ズバリ富山です。今季一番Bリーグを面白くしてくれたクラブが今シーズン優勝するという願いを込めています。富山にはこのCSを戦っていく中で、神様が何滴かチャンスの雫（しずく）を落としてくれるはずなんですよね、それをどれだけ飲めるか。富山はそこだと思います。宇都直輝から香るお祭りの匂い。宇都と（ジュリアン・）マブンガにお祭り男になってほしい。そういう願いを込めて富山を推します。

入江　橋本（晃佑）選手がケガで出られないと苦しい状況もあり、フルメンバーだったらなあという気持ちもありますね。

こにわ　そういう“たられば”を超えて優勝してほしいですね。前田悟、岡田侑大、松脇圭志のウイングトリオがCS期間中にさらに成長する可能性もあります。

入江　僕は優勝候補には川崎を推しています。川崎の武器であるビッグラインアップは、これまで宇都宮や千葉もトライしてきたのですが、なかなかうまくいかなかったというか、3番のところでどうしてもリズムを崩してしまい、結局3番は日本人プレイヤーで調整していました。それを佐藤（賢次）ヘッドコーチが身長2メートル超えが3名いるというビッグラインアップを作り上げたわけです。