五十嵐亮太が駆使した“クイック”投球術 「盗塁阻止から打者を幻惑する秘策へ」
日米でリリーフ一筋21年、数多くの打者・走者と対戦した五十嵐 【写真は共同】
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福留孝介との会話でクイック開眼
転機はアメリカ時代の福留からの言葉だった(写真はヤンキース在籍時のもの) 【写真は共同】
そんなことはないですよ(笑)。正直に言えば、クイックは決して好きではありませんでした。確かにクイックモーションのタイムを測れば速い方でした。だけど、ボールや自分の体の使い方を上手くコントロールできたのかと問われれば、そんなことはなかったと思っています。
――そもそもクイックを好む投手は、一般的にいるのでしょうか?
苦手な投手の方が多かったかな。プロ野球ではクイックで投球を開始した場合、捕手に到達するまでの時間が1.2秒以内を目安にしろと言われます。そのタイムだけを求めるならば、たぶんどの投手でも投げられるはずなんです。だけどピッチングはボールの質やトータルの部分で考えることが重要。そこが伴わなければ無意味になってしまいます。
――そんな五十嵐さんがクイックを駆使するようになったきっかけは?
2010年にMLBに移籍してからですね。もともと最初にヤクルトでプレーをしていた頃はあまり興味を持っていなかったんです。(理由の)ひとつは、アメリカの場合はセットポジションでしっかり止まっているか否かという審判の判断が結構緩くて、それならばセットに入ってからさっさと投げる方がいいのではないかと思ったことがあります。
そして、もうひとつ大きかったのが福留孝介さん(現中日)の言葉です。
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