F1 2021年シーズン開幕特集

角田裕毅が語る、F1でしか味わえないモノ “非日常”の速さに「驚いてほしい」

その速さ、音を鈴鹿で感じてほしい

角田が今季最も楽しみにしているのは、日本GP。スクール時代、そしてF4時代に走り込んだコースを、世界最速マシンで走る日を心待ちにしている 【写真:アフロスポーツ】

 日本では、バブル期とも言われる1980年代後半から1990年代前半にかけ、F1が大人気となった。まさにF1ブームの到来である。そして現在のF1ファン層の中心も、当時F1を見ていた人たち。ただ角田が活躍すれば、若い年齢層のファンが新たに興味を持つようになるかもしれない。角田は今20歳……今季のグリッド上のドライバーの中で、最も若いドライバーということになる。

 これについて、角田はどう考えているのだろうか?

――日本のF1ファンは年齢層が高いです。自分と同じ年代の若いファンに、どんなところを見てほしいと思いますか?

 あの速さ、F1の速さは、普段の生活では見られない、F1でしか見られないモノだと思います。特にコーナリングスピード。そういうところを見てくれたら、驚いていただけるんじゃないかと思います。いきなりは難しいかもしれませんが、実際にサーキットに足を運んでもらって、見てもらいたいです。それは、言葉では表現し切れない部分もありますが、絶対感動してもらえると思います。

 僕の学校の友達も実際に見てくれて、感動したと言ってくれましたし、あの速さに驚いてくれたりしています。

――今年楽しみにしているコースは?

 圧倒的に鈴鹿サーキットですね。僕が鈴鹿を走ったのは、F4の時です。F4のラップタイムは2分6秒とか7秒なんです。でもF1は1分27秒とかなので……その違いを楽しみにしています。そして日本のファンのみなさんの前で走れたりするのは楽しみです。

――日本のファンの皆さんに、メッセージをお願いします。

 7年ぶりの日本人ドライバーとして今年からF1に参戦しますが、思い切ってアグレッシブに攻めて走ります。応援よろしくお願いします。そして今年から、DAZNさんのアンバサダーもやらせていただきます。DAZNで今年のF1を見ていただけると思うので、ぜひよろしくお願いいたします。

2/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント