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石川遼が独白、ゴルフ新時代の思い
「新たな楽しみ方を見つけるチャンス」

今後の試合の一つのモデルケースに

9日から行われるエキシビション大会は非公式だが、「熱いプレーができれば」と意気込む
9日から行われるエキシビション大会は非公式だが、「熱いプレーができれば」と意気込む【写真は共同】

――「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」の話に戻ります。久しぶりの試合ですが、どんなプレーをファンに見せたいですか?


 まずは自分のプレーを思い切ってやるだけです。(無観客試合なので)現地で見ていただくことができないので、自分が思い切りベストを尽くすだけだと思うんですね。本当にプレーで見せるしかないと思いますね。


――6月最終週には、女子ツアーが無観客のネット生中継を行いました。今度は男子ツアーが無観客のネット生中継を行います。


 まずは本当に久しぶりすぎて、全てが新鮮だと思うんですね。例えば観客がいなかったりとか、絵的にすべてが新鮮じゃないですか。(今回の男子ツアーは)セルフプレーなので、選手が自分でクラブ拭いたり、ボール拭いたりと全てが新鮮だと思います。その新鮮さがどう映るんだろということは、自分としては気になりますね。


(先々週開催された)女子の試合も普段だったら、ものすごいギャラリーがたくさん入っている大会。それがあれだけシーンとした中、勝負の世界でみんなプレッシャーは普段の試合と同じように感じていて、だからこそ最後のあれだけのいい優勝争いになるというのが本当に面白くて。みんなが一生懸命自分なりに感じて、観客がいるいないは関係なく、選手がこれは試合だと自然と思い込むところは必ずあると思います。その中でいいものが生まれていくのかなと思います。


 生中継ですので先が分からないわけですから、誰も未来に起こることが分からない状況で見ることになります。それが本当に臨場感あって、(試合は7月9日の木曜、10日の金曜の2日間大会で)木曜日の昼間に、自宅で「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」を見てくれている人がいるかもしれない。その時にその人が生活しているその時間と、自分たちがゴルフをやっている時間がまったく同じ時間で進行しているわけなので、生配信というのは「すごい」「素晴らしい」ことだと思います。今後ゴルフ界も生放送することがスタンダードになっていってほしいな、と僕は強く願っています。女子ツアーの大会も非常に面白かったので、男子は非公式の試合ではありますけども熱いプレーができればなと思います。


――今回の大会では、PCR検査の実施やソーシャルディスタンスの確保など、さまざまな新たな試みを実施しますね。


 非公式戦とはいえ、今後の試合の一つのモデルケースにはなってくると思います。選手同士でも気を付けなきゃいけないこと、今まで自分たちが分からなかったこと、今までは当たり前のようにやっていたことができなくなってしまう、などあると思うので、それを今回の2日間、練習ラウンドも含めて3日間を通して、新たなスタンダードとして守ってやっていかなきゃいけないかなと思います。「こういったところはちょっとリスクが高い」とか、「これは思ったより大丈夫だった」とか、そういったフィードバックが必ずこの3日間から得られると思うので、選手会の理事のメンバーとしては、そこもすごく注視して考えていかなきゃいけないなと思っています。


――そうするとwithコロナ時代の男子ツアーのスタンダードを作るための重要な大会ですね?


 はい、そう思いますね。ある程度コロナに対してのいろんなことが分かってきたりとか、そこまでの脅威ではないと日本中がなる、もしくは世界中がなる状況までは、こういった状況が続いていくと思うので、そういったレギュレーションを最初は手探りだと思うので、みんなで相談しながら、しっかりとしたラインを決めたりとか、臨機応変にできるところはしたりとか。本当にwithコロナだと思うんですよ。

少しでもうまくなった自分を見せられるように

ファンにメッセージを送ってくれた石川
ファンにメッセージを送ってくれた石川【写真は共同】

――今回の試合で特にこの部分を試したいというのはありますか?


 全部です。アプローチとパット以外はいろいろ試してみたいというか、どんな感じになるんだろうなというのは楽しみにしていますね。アプローチとパッティングに関してはほとんどずっと今まで通りという感じなんですけど、やっぱり重点的に力を注いできた100ヤードとか200ヤードとか、あとはドライバーと2番アイアンあたりですかね。ショット全般をすごく楽しみにしています。その楽しみというのもどんな感じになるんだろうなという楽しみな感じというか、練習ではある程度いい感じになりつつあるんですけど、それがコースで、試合で、となった時にどういった反応が出たり、どういった球筋ですね、弾道が飛んでいくのかを知れるすごく良い機会だと思っています。


――最後にファンに向けてのメッセージをお願いできますでしょうか?


 今本当に長い間、僕自身もファンの皆さんに自分のゴルフを見せられないと、すごく寂しい思いもあって、無力感もあります。でもそんな中で自分がやるべきこと、目の前のことに今は集中するしかなくて、日々少しでもゴルフがうまくなるように頭で考えて、体を動かして練習をしています。なので次に皆さんの前でプレーができる時は、ちょっとうまくなったなと思っていただけるように頑張りたいです。


 今回の「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」のネットでの生配信というものも未知の世界ではあるんですけども、いろんな選手たちの新鮮な姿とかを見ていただけるんではないかなと思うので、全力で今回の2日間頑張ります。またいつか必ず会場でお会いできると思うので、それまではお互い気を付けながら頑張りましょう!

北村収
北村収

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

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