アスリートは家でどんなトレーニングを? お風呂運動や自分の体重を生かした筋トレも
現役アスリートの高橋選手(写真右)はこの状況下でどんなトレーニングをしているのか? 【写真は共同】
スポーツナビでは五輪出場経験を持つバレーボールの大山加奈さん(2004年アテネ五輪出場)、柔道の杉本美香さん(12年ロンドン五輪78キロ超級銀メダル)、バドミントンの高橋礼華選手(16年リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダル)に、流行のオンライン飲み会ならぬオンライントークでお話を聞きました(お酒はありません!)。
第4回のテーマは「おうち時間での“おススメ”」について。3人がおススメする自宅でのトレーニング方法や、アスリートとしての準備内容について話を聞きました。
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あるものを生かしてトレーニング
大山 今ですか? なんも準備してなかった(笑)。
DJケチャップ 高橋さん、バドミントンでは何かありますか?
高橋 家でですよね? 私自身は、体力を落とさないために走る事しかしていないので……。あとはお風呂上がりに体幹運動をしています。
あ、でも、ジュニアの子たちはやった方がいいと思う運動がありました。バドミントンって結構リスト(手首)を使うんですけど、私が小学生の時、お風呂の中で湯船につかりながら、湯船の下の方の水圧が重い位置で(手首を)返す運動をよくやっていました。それだったらお風呂でできるので、これはバドミントンには生かせると思います。
DJケチャップ 最高、最高。
大山 それでいうとバレーも肩のインナー(マッスル)が大事なんですね。けがをしないために。私も現役中はお風呂で(肩を)動かしていたので、インナートレーニングもできますね。
高橋 ほぉ、私もやってみます!
DJケチャップ 柔道の場合は、お風呂で何かしますか?
杉本 柔道の場合は、お風呂であんまり“隙間”がないんで(笑)。柔道は本当に全身運動なので、腹筋、背筋、腕立て、スクワット……これはひとりでできますし、けがを防ぐためには自分の自重の(自分の体の重みを使った)トレーニングが大事です。競技に復帰するとこれをあまりやらないので、今この時期に自分の体重で“ゆっくりと動くインナー”を鍛える事をやったらいいんじゃないかと思いますね。