日本シリーズ後に行った阿部の「儀式」 引退直前にも数々のエピソードがあった
第7回
日本シリーズ第1戦では、千賀から先制本塁打。引退直前も数々のエピソードを残した 【写真は共同】
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皆の中には若い選手もいるし、これから壮大な夢を持って野球をできることを誇りに思って今後やってください。僕も何らかの形で皆に携わるかもしれませんし、僕もそれを夢に今後残りCS、日本シリーズいけるように精いっぱい頑張りますので、皆も残り3試合精いっぱい頑張ってください。
本当に色々お世話になりました。ありがとうございました」
スーツ姿で挨拶を終えた阿部はロッカーに姿を消した。しかし、10時過ぎにはトレーニングウェアに着替え室内練習場に姿を現した。30分間、黙々とランニングを行うと、バットを手にし約1時間、打ち込んだ。
阿部の視線は翌日の引退記念試合よりもその先にあるクライマックスシリーズ、そして日本シリーズに向いていた。残り少ない時間を全て野球に捧げていたのだ。
だから生まれた本塁打。ファンからは「引退する人の打球じゃない」「十分DHで通用する」「泣いた」「なんで引退するんだ」など、惜別の声が相次いだ。慎之助コールが鳴りやまなかった東京ドーム。試合後は優勝セレモニーで挨拶をしたが、胴上げはなし。クライマックスシリーズから日本シリーズへ、この先にまだ戦いが残っていることを呼び起こさせた。
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