阪神・西純矢が目指す1年目での初勝利 奥川ら、同世代のライバルに抱く思いは?

沢井史
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阪神にドラフト1位で入団した西純矢。1年目は1軍初勝利を目指し、プロでのキャリアを堂々と歩み出す 【写真は共同】

 創志学園高では2年夏の甲子園に出場し、初戦の創成館戦で16奪三振をマークして一気に全国区となった西純矢。昨秋に行われたU-18ベースボールワールドカップでも、本塁打王に輝くなど投打に大活躍を見せた。ドラフト1位で入団した阪神では、投手一本で勝負することを宣言。2月に行われた春季キャンプではさまざまなことに挑戦しながら完走し、先日大学生との対外試合で早くも実戦デビューを果たした。1年目の目標は「一軍でプロ初勝利を挙げること」。そこへ向かうために必要なもの、ライバルへの思いなど、胸の内をじっくりと聞いた。

プロでは「個々の意識の高さが大切」

新人合同自主トレでは「周囲の意識の高さを感じました」と初々しく語った 【スポーツナビ】

――1月の入寮から早や2カ月以上経ちました。プロの世界に身を置いてみて、新たな発見はありましたか?

 高校では仲間と「みんなで頑張ろう」という雰囲気でやってきましたが、プロは一人一人の自覚というか、個々の意識の高さが大切。新人合同自主トレでは周囲の方の意識の高さを感じました。

――自主トレをする中で、最も意識した先輩はいますか?

 才木(浩人)さんです。練習終わりのウエートトレーニングでも1人で黙々とトレーニングされていて、内容も細かく考えておられるものばかりだったんです。近くで見ていて「すごいなあ」と思いました。

――西投手からメニューについて尋ねたりしたのですか?

 トレーニングに関しては聞けなかったのですが、外で練習していた時に才木さんは少し変わったキャッチボールをされていたので、どういうところを意識しているのかを聞いて、教えていただきました。

――新人選手の中では、同じ高卒投手の及川(雅貴)選手の存在が良い刺激になっているのではないですか?

 及川はランニングメニューから意識が高くて、走るのがすごく速いんです。自分も負けたくない気持ちは強くて、練習ではいつもいい刺激を受けています!

――ずいぶん仲も良いそうですね。

 はい。いつも一緒にいることが多いです。高校日本代表(2019年4月のU-18日本代表候補一次合宿)の時から知っていて、連絡も取っていたので。
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著者プロフィール

大阪市在住。『報知高校野球』をはじめ『ホームラン』『ベースボールマガジン』などに寄稿。西日本、北信越を中心に取材活動を続けている。

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