小椋久美子が語るバド全英OPの見どころ「優勝なら五輪でメダルの可能性高い」

小椋久美子
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五輪代表レースに向けて生き残るためには「優勝」が不可欠の高橋/松友ペア。伝統ある全英オープンで、どんなプレーを見せるだろうか 【写真:松尾/アフロスポーツ】

 バドミントンの全英オープンが11日に開幕する。BWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーの中で年間3大会しかない最高峰のスーパー1000。世界選手権よりも歴史があり、最も権威のある大会だ。また、五輪イヤーにおいては、前哨戦の意味合いも大きい。全英オープンとはいかなる大会か、東京五輪を控えてどんなところが見どころか。潮田玲子さんとの人気ペア「オグシオ」で全日本総合選手権5連覇を果たし、国際大会でも全英オープンや2008年北京五輪に出場するなど、女子ダブルスの第一人者として活躍した小椋久美子さんに話を聞いた。

五輪の前哨戦として見どころ多い大会

 全英オープンは、選手や関係者にとって特別な大会です。世界選手権(昨夏のスイス開催で25回目)よりもずっと歴史があり、今回で110回目を迎えます。昔から、すべての選手が憧れている舞台です。

 会場全体の雰囲気がプレーや選手へのリスペクトにあふれていて、誰もが歴史ある全英の優勝者として名を刻みたいと思い、照準を合わせて挑む大会です。近年は、ほかの大会でも照明による演出が行われていますが、私の現役時代は、全英だけでした。今年は五輪レース期間中のため、五輪に向けた意味合いでも見どころが豊富です。
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著者プロフィール

1983年生まれ、三重県出身。四天王寺高を経て三洋電機に入社。2002年に全日本総合選手権の女子シングルスで優勝。その後、潮田玲子とダブルスを組み「オグシオ」の愛称とともに注目を浴びて活躍。08年北京五輪に出場し、5位入賞を果たした。10年に引退後、テレビ解説や競技の普及活動などを行っている。

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