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ラ・リーガ2019-20
名将デル・ボスケを彷彿とさせる調整能力
バレンシアを混乱から救ったセラーデス

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サポーターの支持も高かったマルセリーノの電撃解任を受け、急きょバレンシアの監督に就任したセラーデス。ここまでは持ち前の調整能力を発揮し、ラ・リーガ前半戦を7位の好位置で折り返している
サポーターの支持も高かったマルセリーノの電撃解任を受け、急きょバレンシアの監督に就任したセラーデス。ここまでは持ち前の調整能力を発揮し、ラ・リーガ前半戦を7位の好位置で折り返している【写真:ロイター/アフロ】

 昨シーズンのコパ・デル・レイを制し、バレンシアに11年ぶりのタイトルをもたらしたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が電撃解任されたのは、今シーズンの開幕から1カ月も経たない昨年9月のことだった。後任は、監督経験に乏しいアルベルト・セラーデス。先行きが不安視されたが、この謙虚で自然体の指揮官は、混乱状態にあったチームを見事に立て直してみせた。現役時代はバルセロナ、レアル・マドリーというスペインの2大クラブで活躍したセラーデスだが、監督としてはどんな特徴があるのか。スペイン人記者が解剖する。

着任早々から懐疑的な視線が向けられた

 バレンシアの監督として就任3年目を迎えていたマルセリーノ・ガルシア・トラルが、最後に白星を挙げた相手がマジョルカ(今シーズンの第3節/2-0で勝利)だった。


 補強方針についての考え方の違いが、オーナーのピーター・リムを筆頭とする経営陣との対立に発展。夏の間、マルセリーノを巡る騒動は続いたが、シーズンが開幕し、移籍市場もクローズしたことで、事態は沈静化に向かうと思われていた。


 しかし、威厳を傷つけられたリムの怒りは、そんなフットボール界の常識を超越していた。選手たちやファンの反対を押し切って、昨シーズンのコパ・デル・レイを制し、バレンシアに11年ぶりのタイトルをもたらした功労者のマルセリーノを、昨年の9月11日に解任。その衝撃をさらに増幅させたのが、後任の人選だった。


 その人物は、アルベルト・セラーデス。それまでの指導経験は、スペインのアンダーカテゴリーの代表監督、そしてA代表とレアル・マドリーのアシスタントコーチに留まるセラーデスは、指導者として脂が乗り、実績も十分なマルセリーノと比較すれば、あまりにも貧弱に映った。

セサル・イスキエルド(スーペル・デポルテ)

スポナビDo

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