テニス界の“ヒール”か“ヒーロー”か 二面性を持つメドベージェフの魅力
4大大会初出場は2017年の全豪オープン。勝利の美酒に酔いしれるのは今大会か、それとも―― 【Getty Images】
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母国の格言が、彼に初のマスターズタイトルをもたらした
準決勝でジョコビッチを下し、決勝ではゴフィンに勝ってマスターズ初優勝を果たしたウエスタン・アンド・サザン・オープンにて 【Getty Images】
昨年8月――。米国のシンシナティで開かれたATPマスターズ1000を制した時、ダニル・メドベージェフはチャーミングな笑みを浮かべながら、試合の分水嶺(ぶんすいれい)をこう振り返った。それは勝利まであと1ゲームと迫りながら、自らの消極的なプレーもあって相手のダビド・ゴフィン(ベルギー)に2連続でブレークポイントを握られた場面。続くポイントでもファーストサーブが入らず、彼はさらにいら立ちを募らせた。
実はこの時、前日に世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とフルセットの激闘を演じた彼の肉体は、限界に近かった。暑さに体力を削られ、両足は痙攣(けいれん)に襲われていたという。だが彼はポーカーフェースでその事実を覆い隠しながら、ある一つの決断を下した。
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